- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県南大隅町
- 広報紙名 : 広報南大隅 令和7年2月号
■『にほんご交流会』地域おこし協力隊 原田志穂子
在留外国人と「にほんご」で交流を楽しむ「にほんご交流会」を開催しました。地域の方と在留外国人が出会い、お互いを知ることで「歩み寄り」の気持ちが生まれるきっかけになればと思い企画しました。
以前は、県内の高校や事業所に伺い、「在留外国人とのコミュニケーションのための研修」を行うことがありました。少しの工夫でコミュニケーションがとれるようになるため「こんなに日本語が話せるなんて知らなかった!」と外国人を受け入れている事業所の方から驚かれることがあります。
実は多くの在留外国人は日本語を学んだことがあり、日本語話者が少し工夫するだけで、基本的な会話ができます。これが、近年企業や自治体で活用が進んでいる「やさしい日本語」です。それぞれの国の言語を一から学ぶより簡単に、多くの在留外国人とコミュニケーションがとれるようになるので便利です。
しかし、学ぶ前にはその魅力や必要性を感じにくいため、もともと「やさしい日本語」に関心がある人でなければ、研修に参加しようと思ってもらえないという課題がありました。
そこで今回の「にほんご交流会」は「歩み寄り」をテーマに、参加者には、事前の講習会に参加してもらい(日本人は「やさしい日本語研修」、外国人は「日本語教室」)、双方に交流会での会話を前もってイメージしていただきました。
そして迎えた交流会では、ベトナム、韓国、トリニダードトバゴ、アメリカ、イギリス、カナダ、日本の方々が40名ほど集まり、料理体験や食事、ゲームなどを楽しみました。参加者同士が歩み寄りながら交流し、素敵な出会いがたくさん生まれていました。出会うことでお互いを知り、それが今後のさらなる「歩み寄り」につながっていくのではないかと思います。
参加してくださったみなさま、そしてお料理体験の先生となってくださった各国のみなさま、本当にありがとうございました。
問い合わせ先:役場企画観光課
【電話】24-3113
■『はじめまして!』地域おこし協力隊 黒崎喬嗣
1月14日より地域おこし協力隊として介護福祉課介護予防係に勤務することとなりました、黒崎喬嗣(くろさきたかし)です。大阪府出身です。鹿屋体育大学の大学院に在籍し、壮年および高齢の方々を対象に運動指導をしてきました。特に高齢者の場合、介護予防および重症化予防は極めて意義のあるものだと実感しました。今後も運動を通じて、一人ひとりの健康づくりに寄与できる活動ができると考え、地域おこし協力隊に応募しました。
南大隅町は、自然が豊かな町であり、人と人とのつながりが強い印象を持っています。その一方、町の高齢化率は50%を超え、県内で最も高い割合を有していることから、早急に介護予防の事業を発展させることが現状の課題となっています。まずは、現在行われている町の事業を把握するため、サロンや老人会等に出向き、町民の方々とたくさん交流し、たくさん声をいただけたらと思います。今後とも何卒よろしくお願いします。
問い合わせ先:役場介護福祉課
【電話】24-3126