その他 宇宙センターだより

■H3ロケット8号機の打上げについて
準天頂衛星システム「みちびき5号機」を搭載したH3ロケット8号機は、種子島宇宙センター大型ロケット発射場から次のとおり打上げ予定です(時刻は日本標準時)。
打上げ予定日時:12月7日(日)午前11時30分~午後0時30分
打上げ予備期間:12月8日(月)~1月31日(土)
「みちびき(準天頂衛星システム)」は、準天頂軌道の衛星が主体となって構成されている日本の衛星測位システムです。
現在4機体制で運用されている「みちびき」ですが、今後はみちびき単独での持続測位が可能となる7機体制への整備が計画されています。これからの運用状況にもご注目ください。

■年内最大の満月が見られます
一年で最も大きく見える満月を「スーパームーン」と呼ぶことがありますが、今年の場合は11月5日の満月がこれにあたります。
月の大きさが変化して見える理由は、地球を回る月の軌道が円ではなく楕円形だからです。近地点では月と地球の距離は約35万km、遠地点では約40万kmとなります。月の軌道は太陽や地球の重力の影響で変動するため実際の距離は観測時によって異なりますが、この約5万kmの差が満月の見た目の大きさと明るさに影響します。2025年で地球から最も遠い満月は、4月13日でした。今回の満月は、この時の満月に比べて視直径が約14%大きく見えます。この機会に、秋の夜空を眺めてみてはいかがでしょうか。

■種子島宇宙芸術祭2025が開催されます
宇宙を身近に感じ、未来への期待を感じる時間を過ごすことを目指す「種子島宇宙芸術祭」が11月8日(土)~11月24日(月・祝)(※期間中の土日祝日のみ)に開催されます。今年のイベントテーマは「予感」。宇宙ヶ丘公園がメイン会場となりますが、宇宙科学技術館や科学館周辺の芝生広場でも24作品が展示予定です。

(記事の内容は10月8日現在)

宇宙科学技術館
【電話】26-9244