くらし 図書室へ行こう

春の風が幸せを運び、心の中にも読書で風を吹かせましょう

■今月のオススメ
▽一般図書
潮音[文藝春秋]宮本輝
幕末から明治への激しい時代の流れのなかで、富山の薬売りが使命をもって生きる姿。主人公の訥々とした語りで進む物語は、今までの幕末小説とは違った世界を、そしていつの間にか読者は主人公と共に行動する、作者の術中にはまること間違いなし。

▽児童図書
脳のはたらきとニューロダイバーシティ-みんなちがって、それでいい!-[東京書籍]
ルイーズ・グッディング(著)、岡田俊、林(高木)朗子(日本語版監修)上原昌子(訳)
ようやく世の中に認められるようになってきた自閉症などちょっと違う個性ある人々。その原因は、ニューロダイバーシティ(脳の多様性)にあるのです。注意欠如多動症でもある著者が、脳のしくみから、様々な障害やその歴史をやさしく解説し、違いを超えたつながりの大切さを訴えます。

▽利用ガイド
・毎月第2・第4水曜日は宮之浦図書室、第3金曜日は尾之間図書室でおはなし会を開催しています。
・鹿児島県立図書館の本を取り寄せることもできます。
・体調の悪い方は、ご利用をお控えください。読書の前と後には、手を洗いましょう。

問合せ:宮之浦図書室/尾之間図書室
【電話】43-5900