健康 健康だより Yakushima Health

■11月8日は、「いい歯の日」~いつまでも自分の歯でおいしく食べましょう~
11月8日の「いい歯の日」はいつまでも、美味しく楽しい食事ができるよう歯科の重要性を確認するという目的で制定されています。
咀嚼(そしゃく)について見直しをしてみませんか。皆さん、毎日の食事の際にどれくらい噛んで食べていますか?
戦前の食事は咀嚼回数が1,420回程度であったと言われていますが、現代では、620回程度であり、昔と比べると噛む回数は半分に減少していると言われています。
咀嚼力が低下すると、食べられる食材が少なくなってしまいます。例えば生野菜類を食べられなくなるなど、健康面全体にも影響が出てくることが考えられます。
厚生労働省は、『噛ミング30(カミングサンマル)』として、1口30回噛んで食べる事を推奨しています。咀嚼回数を増やすためには、食材を少し大き目に切ることや、一口量を少なくすると咀嚼しやすくなるので自然と噛む回数が増えると言われています。また食事に集中して食べるために、スマホや、テレビを見ながらの「ながら食べ」をやめ、食事に意識を向ける事も大切です。そのほか、噛み応えがある食材である、根菜類や、イカ、タコのように弾力がある食材、切り干し大根や、干ししいたけ、豆類、ドライフルーツやナッツもよく噛む事につながる食材です。こうした食材を積極的に使用すると、自然と咀嚼回数が増え、咀嚼力の向上につながります。また、しっかり噛むことで、唾液がしっかり出て、むし歯の予防にもなると言われています。まずは、よく噛んで食べる事を意識してみてください。

食べ物をよくかんで味わうことを咀嚼(そしゃく)といいます。よくかんで食べると、消化を助ける働きだけではなく、脳を刺激して発達を促したり、病気の予防をしたりと様々な効果があります。
・脳が発達する
・むし歯を予防する
・食べ過ぎを防ぐ
・歯並びがよくなる

問合せ:役場健康長寿課健康増進係
【電話】43-5900(内線143)