くらし まちの話題

■武蔵野大学FS、「島で生き生き働く人」に焦点
東京の武蔵野大学による学外学修「フィールド・スタディーズ(FS)」が9月5日から13日にかけて行われました。2015年から町と大学が連携して実施している同FS。今年は「鹿児島県SDGs未来都市『徳之島』宝をつなぐ・宝をつくるプロジェクト」として、今後まとめられる予定の「徳之島はたらく・生きる図鑑(仮称)」の制作に向け、様々な学部の学生10人が、島で暮らす女性5人を取材しました。学生たちは温かな自然と人々に触れ、島の魅力を学ぶ貴重な時間となりました。

■尾母アキムチ、集落を練り歩き活気溢れる夜に
尾母集落の伝統行事「尾母アキムチ」が、9月20日夜、同集落内でありました。同行事は世代を超えて受け継がれる尾母の秋の風物詩。かかしの姿をした招福神「イッサンボー」を先頭に、たいまつを掲げた一行が「どんどん節」に合わせて歌いながら集落を練り歩きます。新しく集落に加わった家や辻々を訪れて、幸せや豊作を祈る踊りを披露。最後は、溝川神社で「餅投げ」があり、子どもから大人まで大勢が参加。集落中が活気に包まれ、熱気あふれる夜となりました。

■ビーチバレー大会、約200人が笑顔でプレー
どんどん祭りビーチバレーボール大会が9月14日、花徳里久浜でありました。大会には18チーム・約200人の選手が参加。予選リーグを経て恒例のビーチクリーンが行われた後、「1位ブロック」「2位ブロック」「3位ブロック」の3つのブロックに分かれて試合を実施。試合は珍プレーや名プレーが繰り広げられる和やかな雰囲気で、選手たちは砂浜の感触を楽しみながら生き生きとプレーしました。1位ブロックは「TOKKOさんねんず」が見事優勝を勝ち取りました。

■「徳之島の自然と平和を考える会」が図書寄贈
「徳之島の自然と平和を考える会」から町立図書館へ図書の寄贈があり、9月24日、同館で贈呈式がありました。同会は、米軍の普天間基地の移設先として徳之島が候補に挙がった2010年1月に発足し、署名活動など、移設反対の取り組みを実施。今回、結成から15年を経て解散するのを機に、「これからの世代へ残したい」と、基地反対活動時に寄せられたカンパ等の残金を活用し図書を寄贈。自然と平和に関連するものや一般図書など、合わせて250冊が贈られました。

■ねんりんスポーツ大会、高齢者約300人が交流
「第49回ゆめ・ときめき徳之島町ねんりんスポーツ大会(町高齢者クラブ連合会主催)」が9月27日、町体育センターでありました。大会へは、町内10地区から、満60歳以上の高齢者およそ300人が参加。昨年から加わった「グラウンドゴルフ」と「ゲートボール」の2種目など、あわせて9つの競技を通じ、参加者は和気あいあいとした雰囲気の中で体を動かし、交流を楽しみました。
大会結果は次のとおりです。
優勝:亀徳チーム
2位:尾母チーム
3位:花徳チーム

■宮上寛之氏へ救急医療功労者厚生労働大臣表彰
医療法人南溟会 宮上病院院長の宮上寛之氏が、「救急医療功労者厚生労働大臣表彰」を受賞され、10月9日、町役場を訪問されました。この表彰は、厚生労働大臣が、都道府県知事の推薦のもと、長年にわたり地域の救急医療の確保や救急医療対策の推進に貢献した個人や団体、医療機関の功績を称えるものです。宮上氏は、「私一人ではなく、職員の皆さんの協力があっての受賞。地道に活動を重ね、こうして表彰されることを光栄に、嬉しく思います。」と述べられました。

■中秋の名月の下、伝統の下久志十五夜祭り
下久志集落の伝統行事「十五夜祭り」が10月6日と7日の連夜、下久志十五夜浜でありました。6日は集落住民で親睦を深め、翌7日は、親類縁者など集落外からも大勢の人が参加。下久志青年団を中心に集落が一致団結して設置した、かやぶき屋根の「サンシキ」の下、一重一瓶を囲んで交流しました。同行事恒例の、新生児の健康を願う「ミーバマフマシ(新浜踏まし)」や、力試しの「ハンタ石」担ぎが行われ、中でも、集落の人が「十数年以上持ち上がるのを見たことがない」と話す「黒いハンタ石」を担ぐ猛者が2人も登場し、会場を大いに沸かせました。