くらし [連載コラム]土に根ざし 陽をあびて 頑張る農水産業 vol.3

◆農地再生と農業振興
約5年間遊休化していた250坪の農地に新規就農が実現しました。就農したのは、約20年前に奈良県から移住してきた岩橋卓さん。沖縄県農業振興公社への相談をきっかけに市池原の遊休農地が紹介されました。
新規就農者を応援しようと沖縄市農業委員会、宮城德重会長の呼びかけで、6月3日にJAおきなわや農家、市農林水産課職員ら計12人が集まり、ビニールハウス内に繁茂した雑草の刈り取りなどに汗を流しました。
岩橋さんは「草が生い茂り暗い中で作業をしていたので、心も沈みがちだった。来ていただいてとても心強かった」と感謝しました。今後は、本土の親戚にも好評だったドラゴンフルーツに取り組み、「自分の得意分野を活かしてスマート農業にも取り組みたい」といいます。また、近隣に農地を拡大する手続きも進めており、今後の展開に期待が膨らみます。
宮城会長は「農業は高齢化が進んでいる。農業振興のために、農業を始める支援をし、次世代、後継者を育成していきたい」と語りました。

問合せ:農業委員会
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