健康 金武町けんこうニュース Vol.137

11月は「糖尿病月間」です。金武町は、健診を受けた国保加入者(40~74歳を対象)の3人に1人は血糖値が高く(HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)6.5%以上)、未治療のまま放置されている状態で重症化のリスクが高い状態でした。糖尿病の予防方法について知っておきましょう。

■糖尿病とは?
インスリンというホルモンの作用不足や分泌不足の為に、血液中のブドウ糖(血糖)が通常よりも増えた状態(高血糖)が続く病気です。日本人の糖尿病の約90%が2型糖尿病です。発症には遺伝的要素、過食、運動不足、ストレス、加齢、内臓脂肪型肥満の影響があります。

◇2型糖尿病の原因
遺伝因子
環境因子
・肥満
・過食多飲
・加齢
・運動不足

■糖尿病になったら重症化させないことが重要です
血糖値はある日突然高くなるのではなく、徐々に糖尿病の範囲まで高くなってきます。

高血糖が続くと血管や神経が傷つき、全身にさまざまな病気が生じます。
合併症は無自覚・無症状で進行、数年から数十年かけておこるので、血糖コントロールが必要です。

※健康診断結果で「要医療」「要精査」等の記載があれば必ず病院受診しましょう。

■糖尿病予防の3つのポイント
(1)内臓脂肪を減らすと効果的
内臓脂肪型肥満のタイプは、インスリンの抵抗性を引き起こしやすい事、内臓脂肪の蓄積は、肥満者だけではなく正常体重の範囲内にある方でもみられることが研究により明らかになってきました。1kgでもいいので、減量にチャレンジしましょう。

(2)運動をすることでインスリンの働きが活性化
食後の高血糖を下げるには、座っているより立つ、ゆっくりでも歩くなど食後に動くことでエネルギーとして糖を使ってくれるのでおすすめします。

(3)食事のとり方によっては健康に影響が…
1日3食、栄養バランスよく、自分が消費しているエネルギー量にあった食事をとる事が大切です。朝食抜きや、寝る前2時間以内の飲食は肥満や高血糖を招きやすくなります。できるだけ、3食の量に偏りがないようにしましょう。

・ゆっくりよく噛んで食べると急激な血糖上昇の予防ができます
・摂取エネルギーと消費エネルギーのバランス

問合せ:金武町総合保健福祉センター(保健福祉課)
【電話】098-968-5932