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- 自治体名 : 沖縄県南風原町
- 広報紙名 : 広報はえばる 令和7年3月号
南風原高校で、沖縄大学2年生の赤嶺 耕平さんと協働し、南風原高校の創立50周年を記念した紅型の帯の制作が行われていました。赤嶺さんは南風原高校の卒業生で、大学のプログラム「チャレンジ沖大生2024(沖縄大学や地域での学生の活動を支援する事業)」を活用し、山城先生の声かけによってこのプロジェクトが実現しました。
デザインは南風原高校2年生の森島 響さんが考案し、赤嶺さんが型に落とし込みました。帯のデザインには、津嘉山大綱曳きやストレリチア、川を絣模様で表現するなど南風原町をイメージしたものや、南風原高校で代々生徒たちが手作りしてきた獅子の顔も描かれました。作業は平日の授業後に行われ、顔料を混ぜて色をつくることから始まり、該当箇所を塗りおえるまで作業が続いたそうです。森島さんは「紅型の工程を初めて知った。実際に体験しないとわからないことが多かった。ムラなく塗るのが難しかったが良い経験になった。」と話しました。
山城先生は、「赤嶺さんが第32回りゅうぎん紅型コンテストで大賞を受賞したニュースを見てずっと連絡を取りたかったが、昨年11月のはえばるふるさと博覧会でようやく会えた。様々な縁がつながり実現できた。紅型には地域への感謝や次の100周年に向けた想いが込められている。」と語りました。
作品は2月中に完成させ、南風原高校に寄贈する予定です。完成した帯の今後の活用にも注目です。
問合せ:総務課
【電話】889-4415