- 発行日 :
- 自治体名 : 総務省
- 広報紙名 : 現在・未来のくらしに役立つ情報誌 総務省 令和7年4月号
■鹿児島市の取組 1
目標は「行かなくてもいい市役所」 DX推進
DX推進の基本理念を「ICT で住みよいまちへ」とする鹿児島市は、令和3年に市長自らがCIO(最高情報統括責任者)となり、CIO補佐官として民間人材を登用。令和5年度にDX推進部、令和6年1月にかごしまデジタルスマートシティ推進協議会を立ち上げ、地域産業のICT活用や職員や市民のリテラシー向上に取り組んでいます。
市民の利便性向上のため、「行かなくてもいい市役所」という将来像に向け、証明書の発行や請求・届出などの手続をオンライン化。公共施設の予約や使用料の支払いをオンラインで完結できるシステムも拡充しており、スマホで空き状況を確認できる病児・病後児保育受付システム「あずかるこちゃん」などの運用もスタートしました。
●図書館もDX化
鹿児島市中心市街地の複合商業ビル・センテラス天文館内にある鹿児島市立天文館図書館は会話や飲み物の持ち込みが可能というユニークな施設。同図書館は背表紙の画像を解析して蔵書の点検を効率的に行えるAI蔵書管理サポートサービスを導入しており、利用者はセルフ貸出機で背表紙を読み取らせることで貸し出し手続を完了できます。
・Webで座席の予約、空席状況の確認もできる。
・タグなしで読み込めるため低コストの運用が可能。