くらし 地方のかがやき 東京都 東村山市(1)

■都心まで約30分のアクセス
自然と歴史・文化にあふれるまち

東村山市は、新宿や池袋から電車で30分ほどと都心へのアクセスに優れながら、狭山公園や八国山緑地など自然が豊かに広がる暮らしやすいまちです。市内には西武鉄道とJR 東日本の2社8路線が走り、9つの駅が地域の個性を育んでいます。
市内には縄文時代の漆製品が多数出土した下宅部遺跡をはじめ、古代から人々の営みが続く土地ならではの歴史が息づいています。八国山は鎌倉時代、新田義貞が鎌倉攻めの際に陣を張った地とされ、現在も将軍塚など歴史の面影を残しています。
市民の活動も活発で、久米川駅前の「くめらくの夏」や「のみむら」、地域の農産物や手作り品が並ぶ「マルシェ久米川」など、駅ごとに特色あるイベントが年間を通して開催されています。地域に根ざしたにぎわいと温かい人のつながりが感じられるまちです。
また、近年は駅周辺の再整備やデジタル施策にも力を入れており、利便性と快適性を高めながら、誰もが安心して暮らせるまちづくりが進められています。

◇緑豊かなまち
市内には緑豊かな風景が随所に広がり、暮らしのなかに自然が息づいている。美しい雑木林と桜の名所としても知られる狭山公園(写真)や八国山緑地の麓に広がる北山公園に加え、街路樹や緑地も多い。

◇歴史と文化のまち
応永14年(1407年)に建立された国宝・正福寺地蔵堂(写真)や、地域の信仰を伝える八坂神社の祭礼、そしてかつての戦いの舞台となった久米川古戦場跡など、多くの場所で歴史と文化を感じることができる。

◇利便性のよいまち
東村山市は都心へのアクセスがよく、その利便性のよさと、自然豊かな住環境のバランスがとてもよいと評判。2025 年6月には東村山駅周辺の西武新宿線下り線が高架化されるなど、まちづくりが進められている。

◇萩山公園
草地広場や遊具が整備された市民の憩いの場(2025年度中に供用開始予定)。写真は4月にオープンしたPark-PFI施設「はぎま」。

◇マルシェ久米川
東村山産の農畜産物を生産者から直接購入できるイベント。会話を通じて食の魅力を深く知ることができる。

◇秋津神社
地域の人々に親しまれてきた歴史ある神社。例大祭では伝統的な祭囃子が境内で実演され、地域のにぎわいを感じられる。

◇東村山久米川 阿波踊り大会
毎年1万人以上が訪れるイベント。踊り手と観客の距離が近く、迫力ある踊りが楽しめる。

◇豊島屋酒造
数少ない東京都内にある蔵元。毎年4月に開催する豊島屋フェスタには、多くの日本酒愛好家が集まる。

◇そらいち東村山
暮らすまちのにぎわいの創出、新たな魅力の再発見、市への愛着を育むことを目的とし地域資源や人材を活用したマーケットイベント。現在は有志の市民等が実行委員会として集い、広々とした公園で開催している。

◇黒焼きそば
イカ墨入りの特製ソースが特徴のご当地グルメ。市内のメーカーの調味料を使用し、学校給食でも提供される。

◇武蔵野うどん
太くてコシのある麺を濃いめのつけ汁で味わう郷土料理。市内にも提供する店が多く、素朴な味わいが愛されている。

※写真は本紙をご覧ください。

◎Higashimurayama-City Profile
東村山市は、東京都の北西部、荒川から多摩川にかけて広がる武蔵野台地のほぼ中心に位置する。市域には私鉄西武各線とJR武蔵野線が縦横に走り、中央に新青梅街道と府中街道が交差している。昭和39年に市制を施行、令和6年に60周年を迎えた。

人口:151,920人(令和7年5月31日現在)
面積:17.14平方キロメートル
【URL】https://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/

■緑と歴史が息づく暮らしやすいまち
東村山市は、新宿から約30分とアクセスに恵まれた住宅都市です。市内には八国山緑地や狭山公園など自然豊かな場所が多く、四季の移ろいを身近に感じられます。
また、縄文時代の漆製品や中世の合戦跡などの文化遺産も数多く残されています。さらに、地域に根ざしたイベントや温かい市民のつながりが、暮らしやすさと親しみやすさを育んでいます。

東村山市長 渡部 尚(わたなべ たかし)