- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道室蘭市
- 広報紙名 : 広報むろらん 2025年(令和7年)10月号
7月30日に発生したマグニチュード8.8のカムチャツカ半島付近の地震により、本市にも津波警報が発表されました。幸い市内では大きな被害はありませんでしたが、津波に限らず災害は予告なく発生し、私たちの命や暮らしを脅かします。
いざという時に慌てず行動できるよう、日頃からの備えや情報収集をしておきましょう。
◆ハザードマップで災害リスクを確認しましょう!
自然災害は津波や土砂、洪水など多様な種類があり、自宅や職場などの場所によって災害リスクが異なります。事前に確認し、それぞれの災害時に必要な避難行動や避難場所を知っておきましょう。
※災害リスクがない安全な場所は避難の必要はありません。
津波や土砂災害、洪水は、左の表紙が目印の「室蘭市防災ハザードマップ」、内水氾濫ハザードマップは、右の表紙が目印の「室蘭市くらしの便利帳」で確認できます。
※市ホームページでも確認できます。
◆家族で避難行動や避難場所を共有しましょう!
平日や休日、時間帯によって家族の行動が異なります。それぞれのケースで避難行動や避難場所を話し合い、あらかじめ連絡方法などを決めておきましょう。
災害に備えた個人の防災行動計画「室蘭版マイ・タイムライン」を参考に、家族で考えてみましょう。
詳細は、市ホームページをご覧ください。
◆避難場所・避難経路を確認しましょう!
避難場所と避難経路を事前に確認しておくと、避難の際に慌てずに行動することができます。被害の状況によっては、避難場所が使用できなかったり避難経路が通れない場合があるため、複数決めておきましょう。
あらかじめ、避難経路を歩いてみることで、地図ではわからないリスクを知ることができます。
◆津波避難は原則、徒歩避難です!
7月30日の津波警報発表時は、市内の道路で交通渋滞が発生しました。
交通渋滞は、逃げ遅れや事故につながることが過去の災害からも明らかです。緊急車両の通行の妨げにもなりますので、徒歩で避難しましょう。
◆非常持出袋・備蓄品を用意しておきましょう!
避難する際の非常持出品をあらかじめリュックサックなどにまとめておき、いざという時に、すぐに持ち出せる場所に保管しておきましょう。被害状況などにより、避難場所ですぐに飲食ができる状況とは限りません。水とすぐに食べられるものを入れておくことで、避難時の空腹を軽減できます。
▽非常持出品
・飲料水(ペットボトル1人2本)
・非常食(乾パンなど加熱不要なもの)
・携帯電話やスマートフォン、充電器
・医薬品、保険証、マイナンバーカード
・懐中電灯
・携帯ラジオ
・現金(小銭)
・家の予備の鍵
・衣類
・雨具
・乾電池など
▽自宅に備える備蓄品
・飲料水(1人3リットル、1週間分)
・非常食
・カセットこんろ
・ウエットティッシュ
・タオル
・毛布、防寒着、カイロ
・紙食器、割りばし
・ポータブルストーブ
・バールなどの工具 など
◆地域で助け合いましょう!
地域で防災意識を共有し、いざという時に備えましょう。町内会や自主防災組織で日頃から防災訓練や啓発活動を行い、積極的に参加して近隣住民の防災力を高めることが大切です。
また、避難時に地域の高齢者や体の不自由な人への声掛けなど避難行動要支援者への支援体制を作りましょう。
◆防災情報の入手は複数の手段を用意しましょう!
災害時には、積極的な情報入手と、いち早く適切な行動を取ることが大切です。防災情報は、テレビやラジオのほか、複数の手段を活用し、自分や家族の安全を守りましょう。
・市ホーム
・市Xページ
・市LINE
・北海道防災ポータル
※各QRコードは本紙PDF版3ページをご覧ください。
・災害情報ダイヤル【電話】0143-44-0006
・FMびゅー…周波数84.2メガヘルツ
・NHKラジオ第1…周波数945キロヘルツ
詳細:防災対策課
【電話】25-2244
