くらし 規模見直し後の新病院の概要(1)

■持続的な地域医療を確保するために
令和4年9月に策定した基本計画を基に、令和6年3月の基本設計で新病院の姿を取りまとめました。しかし、新型コロナウイルス感染症流行前後の受療動向の変化により、患者数は流行前の水準まで戻る兆しが見えません。そのため、新病院の適正規模の検証を行い、さらに建設コストの上昇を踏まえ、必要な医療機能は維持しつつ、可能な限りコンパクトな病院へと見直しました。この見直しを反映した〝新病院の施設概要(案)〟を令和7年1月に公表し、パブリックコメントを実施の上、取りまとめました。今月は、規模見直し後の新病院の概要をお知らせします。

○76.1MHz FM HAMANASU JAPAN
市職員が出演して紹介します
6月13日(金)午後5時40分

◆施設の概要
建設地:岩見沢市4条東16丁目1-1ほか(北海道中央労災病院用地)
敷地面積:77,334.31平方メートル
診療科:27科
病床数:358床
建築面積:約7,840平方メートル
延床面積:約33,930平方メートル
最高の高さ:43.40m
階数:地上8階/地下1階
構造:RC+S造一部SRC造(免震構造)
駐車場:約900台
駐輪場:約100台

◆配置計画
(1)国道12号からのメイン出入り口に交差点を計画
(2)メイン動線の傾斜路にロードヒーティングを敷設
(3)正面出入り口近くにバス停を設置
(4)雪や雨でも利用しやすい屋根付きの一般車両乗降スペース
(5)職員の動線と周辺環境に配慮した院内保育園
※詳細は本紙をご覧ください

◆建て替え計画
北海道中央労災病院の運営や閉院後の解体と並行して新病院を建設するため、工事車両と利用者動線を明確に分離し、最大限の駐車台数を確保するなど、利便性・安全性に配慮した計画とします。

◆建物構成
○断面計画
敷地の高低差を生かし、地下1階と1階の2フロアにそれぞれ出入り口を確保し、機能性・経済性に配慮した計画とします。
※詳細は本紙をご覧ください。

○フロア構成
エレベーターは、一般用2台、健診・透析用1台、物品搬送・職員用5台、救急用1台の計9台を設け、効率的な搬送やサービスの提供が可能な計画とします。
職員の休憩や活動の拠点となるスタッフベース、搬送設備を集約した〝ホスピタルコア〟を各フロア共通で設け、医療スタッフが連携しやすい計画とします。

「地震発生時でも診療機能を維持できるように免震構造を採用しているんだね」