くらし 【男女共同参画コーナー】ひゅ~ら〜Human Love〜

■生理について考える~思いやりが大切です~何となく避けてきた「生理」のこと。1人で悩んでいる、困っている、我慢している人が身近にいるかもしれません。みんなが心地よく過ごすために、あなたにもできることがあります。

◇生理の話はタブー?
「生理」のことをどのくらい知っていますか。これまで何となく生理の話をすることは避けられ、男性が話をすることはタブーとさえされてきました。しかし、近年では、性教育の中で生理について学んだり、企業研修やインフルエンサーの間で生理痛体験を行う様子がニュースやSNSで発信されていたりなど、男性が生理について考える機会が増えてきたようです。実際に生理痛を擬似体験することが、女性の立場になって考えることや、思いやりを持つきっかけとなっています。

◇みんなが心地よく過ごすためには?
生理は、頭痛・腹痛などの身体的な症状や、人によっては気持ちが不安定になる場合もあります。個人差が大きく、我慢をするのが当たり前という風潮も相まって、女性同士でも理解しにくいのが現状です。生理や自身の不調についてオープンにできる人もいれば、恥ずかしいので話しづらいという人もいます。
そこで、男性からも、次の3つを心掛けてコミュニケーションをとってみませんか。
1つ目は、生理について正しく理解することです。正しい知識を持つことは、女性の気持ちを理解することにつながります。
2つ目は、家族や友人、同僚に生理についてオープンに対話できる環境をつくることです。生理に関する会話を普段から自然に取り入れることで、女性が周りを頼りたいとき、気持ちが少し楽になります。
3つ目は、「イライラしているから生理」などと決めつけないことです。生理の症状は人によって大きく異なります。女性の気持ちに寄り添い、思いやりを持つことが大切です。
体調不良は誰にでも起こることです。普段からコミュニケーションが取れていると、頼ったり、相談したりしやすくなります。ほんの少しの気遣いや配慮で相互理解が進み、みんなが過ごしやすい環境づくりにつながります。身近な人から、思いやりを持った声掛けを始めてみませんか。

問合せ:網走市男女共同参画プラン推進会議編集委員