- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道歌志内市
- 広報紙名 : 広報うたしない 令和7年4月号
令和7年度の予算編成は、人口減少や少子高齢化、物価高騰対策など喫緊の課題を考慮しながら、地域経済の活性化や、市内事業者への支援継続、観光、医療福祉や消防救急体制の整備、住環境・教育環境の整備などの充実強化を図り、「市民が主役のまちづくり」を信条に、「住みたいまち、次世代に誇れるまち」の実現を目指すこととしました。
「市民と協働で創るまち」については、町内会・自治会への支援、行政手続きのオンライン化により、戸籍窓口における住民票をはじめとする各種証明書の電子申請による電子決済の導入など、住民の利便性の向上に取り組みます。
「活力と魅力あふれるまち」については、人口減少の抑制を目的とした移住定住の施策を引き続き推進するほか、プレミアム付商品券発行事業の支援、市内事業者の設備整備や改修、創業に対する補助制度を継続します。
また、「炭鉄港」の取り組みとして、悲別ロマン座前広場の改修、指定管理者による道の駅附帯施設のリニューアルオープンなど、地域経済及び市民生活の活性化を図ります。
「健康で心ふれあうまち」については、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるように、ICTを活用したまちづくり支援プラットフォームを導入し、見守り・地域コミュニケーションなどの創出を図るほか、熱中症による健康被害を防ぐために新たにエアコン購入及び設置費用の一部助成などサービスの充実・継続を図り、市民の「健幸寿命の延伸」を目指します。
また、次代を担う子どもたちの保健の向上と健やかな育成を図るため、18歳までの医療費無料化の継続のほか、認定こども園における幼児教育の充実、市立病院の医療機器更新など福祉・医療環境の整備を推進します。
「安心して快適に暮らせるまち」については、コンパクトなまちづくりを推進しながら、市営住宅や道路などの必要な補修・改修等を行うなど、長寿命化を図るほか、河川維持のため浚渫や護岸改修、防犯灯のLED化、防災資機材の整備、脱炭素社会を目指した取り組みを進め、市民生活の安全・安心の確保に努めます。
「豊かな心を育む教育と文化のまち」については、子育て世帯への経済的支援の継続や学校内でのICT環境の充実を図るほか、児童館等一元化施設建設の推進により、子どもの居場所や地域交流の場として市民の誰もが居心地のよい時間を過ごせる施設の運営を目指します。
▽令和7年度の予算総額は68億660万円