くらし まちの話題 いきいきカミントピア

■歌って!踊って!走り回って!ひのき屋ライブin保育所
6月20日(金)、上ノ国保育所で函館市を拠点に活動している音楽グループ「ひのき屋」によるライブが行われました。参加したのは、保育所の子どもたち、上ノ国小学校の1・2年生、河北小学校の2・3年生の児童たちです。
初めは緊張していた子どもたちも、太鼓やギター、鍵盤ハーモニカを用いた元気で楽しい演奏に引き込まれ、笑顔になっていきました。
子どもたちは歌に合わせて踊ったり、走り回ったり、友だちと肩を組んだりとひのき屋と一緒にライブを盛り上げていました。

■“負”動産を地域資源へ~e‐NaKaの取り組み~
空き家の有効活用を通じて地域活性化を目指す一般社団法人「e─NaKa(イーナカ)」が6月、上ノ国町で設立されました。
町内で飲食・宿泊業を営む久末元さんが代表理事を務め、理事には金子朋紘さん(小売業)、渡部大輔さん(清掃業)、斉藤巧さん(土木・建設業)の4名が就任し、事務局長には、地域活性化起業人として上ノ国町と札幌市を行き来する二拠点生活者の北名勝正さんが就任しました。
設立のきっかけは、久末さんが増加する宿泊者への対応方法を模索していたところ、北名さんが空き家活用について相談を持ちかけたことで、そこから空き家問題と観光需要を結びつけた取り組みが動き出しました。
現在、町内の空き家1軒を清掃し、今後、改修工事を始める予定で、そこからe─NaKaが仲介役となり、空き家の所有者が抱える課題を一緒に解決していく方針です。
久末代表は「自分たちが行動を起こすことで、地域で挑戦する若者のモデルケースになりたい。そうして町に元気を取り戻し、子どもたちがマチを誇りに思い、ずっと住み続けられる場所にしていきたい。」と展望を述べました。
現在、洋上風力発電施設の建設計画も進んでおり、町全体が変化の時を迎えています。e─NaKaの取り組みは、そうした時代の転換期における「人の動き」を生み出す挑戦です。

■ヤンチャーズ優勝いざエスコンフィールドへ!
6月28日(土)・29日(日)の2日間、「ファイターズベースボールチャンピオンシップ2025U–12・ホクレン旗争奪・スタルヒン杯争奪檜山支部予選大会」が今金町健民グラウンドで開催され、上ノ国石崎ヤンチャーズが昨年の雪辱を果たし優勝を飾りました。
ブロック予選を1位で通過したヤンチャーズは、決勝戦で奥尻スカイバードと対戦し、先制点を許すも、粘り強さと底力を見せつけ、3–2のサヨナラ勝ちで見事檜山地区の頂点に立ちました!
なお、全道大会は8月8日(金)・9日(土)にエスコンフィールド北海道で行われます。

■鮮度抜群で格安な海鮮に新鮮な笑顔満開!
7月5日(土)、汐吹漁港でてっくい海鮮まつりが開催されました。今年も開始前から新鮮で格安なヒラメやアワビ、ホタテなどを買い求めて長蛇の列ができていました。販売が始まるとますます賑わい、ヒラメの柵は開始早々に完売、ホタテは販売数量を急遽追加するほど大盛況でした。
海産物の詰め合わせセットが当たるビンゴ大会では、景品獲得を願う参加者たちの熱気に包まれていました。景品を手にした神奈川県在住の男性は「初めて参加しましたが、当たって嬉しいです!」と笑みを浮かべていました。

■みんなの願い、かなうといいな☆上ノ国保育所七夕の集い
7月7日(月)、上ノ国保育所で「七夕の集い」が行われました。この日は、先生たちが織姫と彦星になって登場し、子どもたちに七夕伝説をお芝居でわかりやすく伝えました。先生たちの演技に子どもたちは大喜びでした。
その後、園内や天野川橋の短冊の下で七夕の歌を元気に合唱し、願いごとを空に届けました。短冊にどんな願いごとを書いたのか尋ねると、「家族とお出かけできますように」「みんなが元気で過ごせますように」と、どの短冊にも素敵な願いが込められていました。

■若さと地域がひとつに 第43回上高祭
7月12日(土)・13日(日)の2日間、第43回上高祭が開催されました。
1日目は、各学年が丹精込めて制作した行灯を担ぎ、町内を練り歩きました。沿道には多くの町民の方が集まり、温かい拍手と声援が送られました。
その後は、8年ぶりの開催となる花火大会が行われ、夜空を彩る大輪の花火に歓声が上がりました。
2日目は、上ノ国昔踊りやアイヌ舞踊、上ノ国中学校吹奏楽部による演奏が会場を盛り上げました。さらに、各クラスによる工夫を凝らした発表も行われ、会場には笑顔が溢れていました。
生徒会長の鈴木翔さんは、文化祭に関わったすべての方への感謝と共に、1・2年生には「この経験を活かして高校はもちろん、町の発展に貢献してほしい。」と語っていました。
高校生たちの情熱と地域の温かさが融合した文化祭が町全体に元気を届けてくれました。