- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道蘭越町
- 広報紙名 : 広報らんこし 2025年6月号
■昭和から続く給食の歴史
蘭越町の小・中学校で提供される学校給食は、蘭越町学校給食センターで一括調理され、各学校に配送されています。(町によっては、学校ごとに調理場があるところもあります。)歴史は古く、昭和47年度の3学期から小・中学校の完全給食が実施されました。(新蘭越町史P281) 当時は、小学校12校、中学校6校あり、児童生徒も今以上に多く、調理も配送も大変だったことでしょう。
現在では、8人の調理員が、約530人分の給食を提供するため、徹底した衛生管理のもと、朝8時ころから調理を開始し、11時ころ出荷するスケジュールで作業を進めています。
■らんこし米100%
給食で提供される「ごはん」は、冷めてもおいしい「らんこし米ななつぼし」を使用。たんぱく質含有率6.8%以下の厳選されたお米を使用しています。
メニューは、蘭越小学校の北山栄養教諭・守谷栄養教諭が、栄養バランスやこどもたちの好みも考慮し、作成しています。
■蘭越高校・ひばり幼稚園・保育所へも提供
蘭越町では、蘭越高校教育振興対策事業の一環として、蘭越高校にも学校給食を提供しています。蘭越高校では、武道室で、教職員も一緒に給食を食べています。
ひばり幼稚園では、週4日学校給食が提供されています。毎週月曜日は、お弁当の日。幼稚園の教育方針により、家庭でつくる昼食も大切にしています。
蘭越保育所では、小・中学校の長期休暇の間は、園内の調理施設で、給食を調理・提供しています。
■学校給食費について
保護者にご負担いただく学校給食費は、法律で、食材費にのみ使われることが定められています。人件費や設備に係る費用、光熱水費は、税金で賄われています。
町では、保護者の負担軽減と物価高騰に対応するため、2段階で学校給食費に公費を充てています。令和7年度は、子ども子育て基金から1千137万4千円の予算を措置しています。
○生徒1人にかかる1食分の食材費とその内訳(令和7年度)