- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道奈井江町
- 広報紙名 : 広報ないえ 令和7年4月号
■ないえの教育〝令和の日本型学校教育〞の推進に向けて
教育長 相澤公
令和になり、タブレット型端末が教室に入ってきました。子どもたちが新しい時代に必要となる資質や能力を習得するための学びの方法にも変化が求められています。
・教師による一斉授業から、子ども主体の学び
・同じ教室での学びから、教室以外での学び
〝令和の日本型学校教育〞の推進です。
奈井江町のギガスクールの取り組みが始まって3年。これを更に推進するため、校内DX(校務のICT活用)も含めた推進を行うほか、奈井江小学校に新たに通級指導教室を開設して2~3名程度の少人数授業を行い、学習の定着を図っていきます。
今春より、公設塾ななかまを2・0にバージョンアップして、中学生を対象に夜間まで開設する塾に拡大し、放課後はもちろん、部活動終了後の自学自習もサポートしていきます。
また、校正が終わった社会科副読本ないえを活用し、自分たちが住むまちの豊な自然や歴史、産業、暮らし、そして岡山県やフィンランド共和国といった友好都市について学び〝奈井江を識り、世界を識る〞を深めていきます。
多様性の時代にあって自他の身体や権利を守るため、子どもたち一人ひとりが他人を受け入れる一方で、自分のことも自身でしっかりと守って行くことができるよう、性別の違いや障がいを含むマイノリティなど、身体や心の多様性、互いを尊重し合える共生社会への理解を進めるため、小中学生を対象とする包括的性教育講座や障がい理解に関する講座を実施し〝他人を知り、違いを認め、切磋琢磨する〞子どもたちを育んでいきます。
小中、そして図書館に同一の図書システムが導入にされましたので、3施設の連携による読書活動の推進を行います。
また、学校の働き方改革に起因する部活動改革により、休日の部活動などの段階的な地域移行が求められています。保護者はもちろん、奈井江町スポーツ協会や文化連盟など、関係団体とも協議を行いながら、広域的な視点も持ってまちの方向性を検討していきます。
文化ホールでは〝音楽のまち奈井江町〞を推進する地域おこし協力隊と共に様々なコンサート、音楽イベントに取り組み、文化とスポーツの両面から、町民の皆さんが〝得意なこと、好きなことを生涯続ける〞ことをサポートしていきます。
~教育行政執行方針より~