- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道栗山町
- 広報紙名 : 広報くりやま 令和7年8月号
◆第8話「名もなきわびさび」
栗山にも夏到来。移住を考えている人たちがふらっと役場に現れ、移住相談対応や町内を案内することが増える季節でもあります。
もともと町外出身である私にとって、いたるところで見かける栗山の景色は物珍しくもあり、心を奪われることが多々あります。初夏の頃はやはりじゃがいも畑。丘陵地帯に白い花が咲き乱れる光景の美しさは、パッチワークの丘で有名な某町に勝るとも劣らないのではないかと密かに思っており、ご案内するときにもそのようにお伝えしています。案外共感してもらえることが多く、「これは案内してもらわなければ見ることはできませんでした!」と車内で盛り上がったりもします。
私は農作業は苦手ですが、農業がある風景がとても好きです。規則正しく作物が植えられ、風が吹くと波を打つように葉や穂が揺れる。トラクターがゆっくりと往来し、広い畑の中を人々がぽつりぽつりと作業している姿を、絵になるなあとついぼんやり眺めてしまいます。
「北海道に移住するには冬の様子を知らないと…」と言いつつも、やはり夏の栗山もいいんだよな…としみじみ思うのでした。
栗山町移住コーディネーター
文:腰本江里沙(こしもとえりさ)
(通称:移住Cコシモト)
気づけば毎年同じような場所で写真を撮っています。
たまにエモい投稿もあると噂のインスタグラムもチェック!
(本紙8ページにQRコードを掲載しています)