くらし 令和7年度行政執行方針(7)

◎観光の振興について
昨年、北竜町の顔である「ひまわりの里」には、24万6千人もの観光客が来訪されました。
ひまわりの里の運営には、町民をはじめとした関係団体の皆様に広くご支援、ご協力をいただき実施して参りましたが、ひまわり畑の拡大や来訪客の増加とともに維持管理費がまちづくりに過大な負担をかけるようになって参りました。
そこで、ひまわりの里が未来に引き継がれるための取組として、令和7年度からは駐車場料金の徴収を実施することといたしました。これからも、いいひまわりを咲かせ、来訪者の皆様に楽しんでいただけるように努めて参ります。
また、地方創生事業を活用したひまわりの里全体の見直しの取組みにより、これからのひまわりの里の施設運営、方針について検討して参ります。

◎ひまわり油推進事業について
ひまわり油推進事業は、生産者をはじめ搾油業務先となるひまわり工房や酪農学園大学、更には日清オイリオグループ等との連携協力により、「北のハイグレード食品2023」の称号を得るなど、一定の成果を納めたところであり、本年10年目を迎えるにあたり、老朽化が進む収穫機械類の更新や搾油業務に必要な新たな生産体制の構築に関する検討準備を進めて参ります。
また、本年度より酪農学園大学と包括連携協定を締結することにより、ひまわり油に関する取り組みの外、北竜町全体における農業課題の調査研究や新商品の開発等を進めると共に、マーケティング活動となる物販イベント等にも積極的に参加するなど町の魅力や価値を広く発信して参ります。

◎道路・河川・橋梁について
道路及び河川については、これまでも、減災・防災のための起債事業を活用し整備を行って参りました。
道路については、昨年度まで同様、側溝整備、舗装修繕等の工事を引き続き実施して参ります。河川については、これまでも国の起債事業を活用して参りました、今年度についても、護岸整備工事を3河川、浚渫工事を1河川行うこととしています。
橋梁については道路メンテナンス事業費補助を活用し、長寿命化修繕計画に基づき、岩村橋補修工事を実施します。
また、昨年から行っております除雪センター建設の2期工事、そして、既存除雪センターの解体、跡地においてバス等車庫の建設を実施いたします。

◎排水機場について
排水機場の維持管理については例年、定期点検、修繕等により適切に管理しており、碧水排水機場については、北海道の「農村地域防災減災事業」を活用し、令和9年度までの機能保全対策を行っていますが、本年度については基礎コンクリートの補修、主要機械の工場製作を行う予定となっております。

◎公営住宅について
公営住宅につきましては、子どもからお年寄りまですべての町民が安心安全で暮らせる良質な住宅ストックの確保のため長寿命化計画に基づき進めて参ります。
また、住宅の維持管理につきましては、予防保全的な観点から、適時適切な修繕を効果的・効率的に実施するとともに、適切な維持管理等により、入居者の快適な住環境の確保に努めて参ります。

◎農業集落排水事業及び個別排水処理事業について
農業集落排水事業及び個別排水処理事業については、経営状況を的確に把握し、より良い住民サービスの向上、各処理施設の適切な維持管理に努めて参ります。
また、集合処理の出来ない地域における、合併処理浄化槽の設置を推進し、生活環境の改善と公衆衛生の向上を図ります。
今年度においては、和浄化センターの機能向上に取り組むため機械・設備更新の計画を策定すると共に、今後の経営状況の推移を明らかにするため、経営戦略の策定を行います。
そして、簡易水道事業と共に、料金の公平な負担と、漏水の早期発見につなげるため新たな料金区分を設けるための条例改正を議案として提出しております。

◎簡易水道事業について
簡易水道事業については、町民の日常生活に欠かすことの出来ない重要なライフラインであり、将来にわたって安心な水の安定供給に努めて参ります。
また、現在、老朽化した配水管の布設替えを進めておりますが、今年度については、昨年度布設した国道横断管への接続と、既設管の撤去を行います。
そして、簡易水道事業においても経営戦略の策定を行うと共に、水道管漏水調査を継続して行い、施設の機能保持と経費削減に努め、効率的な事業運営を図って参ります。