くらし 花のまち随想
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- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道東神楽町
- 広報紙名 : 広報東神楽 2025年4月号(第727号)
東神楽町長 山本進
3月は町内の小中学校や認定こども園などで、卒業式、卒園式が行われ、多くの子どもたちが次のステージへと進んでいきます。それぞれの成長の過程でたくましく育った子どもたちの前途が希望に満ちたものであることを心からお祈りするとともに、しっかり応援していきたいと思います。
3月14日に第1回町議会定例会が閉会し、令和7年度予算をはじめとするさまざまな議案も可決していただきました。令和7年度予算は、今後広報でも詳しくお伝えいたしますが、「幸せを実感できるまちづくり」を政策のキーワードとし、一般会計の総額は76億1100万円で、前年度比で4・6%の減となります。国保特別会計診療施設勘定、水道・下水道の企業会計を合わせると約98億7800万円となり、前年度比10・7%増となります。一般会計では、令和6年度まで続いた複合施設の整備事業が終了したことから減少となりましたが、町内小中学校の給食費の無償化に取り組むこととしました。国でも無償化に向けた議論は進む見込みですが、いち早く子育て支援のため実施していきます。また、公営住宅新町団地整備事業、稲荷地区公民館整備事業、東神楽中学校太陽光発電設備整備事業、中央配水池整備事業なども進めてまいります。新規事業として、国で進める帯状疱疹ワクチンの接種費用の助成を、町独自でも年齢などを拡大しながら実施するとともに、がん治療などで体に外形的変化があった方に対して医療用ウィッグや胸部補正具などの購入費用の一部を助成するアピアランスケア助成なども進めます。
また、今回の議会では第9次東神楽町総合計画の基本構想などについても議決をいただきました。今回の計画では、将来像として、「花と大地と笑顔の東神楽~次世代に受け継ぐ幸せな暮らし」を掲げ、さまざまな施策を、町内から選ばれた総合計画策定委員の皆様に策定していただきました。こちらも町民の皆様には改めて詳しくお知らせしたいと思いますが、人口減少下でも、希望を持って東神楽町に住み、幸福を実感できるようまちづくりを進めてまいります。
雪解けも進み、春はもうすぐです。複合施設前のフラワーガーデンも新たな芽吹きが進んでいます。今年は昨年の秋に植えた球根も含め、たくさんの花々が咲き乱れると思いますので、ぜひお越しください。