- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道占冠村
- 広報紙名 : 広報しむかっぷ 2025年4月号
III.社会教育の充実
共に学び支えあう社会教育は、学校・家庭・地域・行政が相互に連携・補完しながら課題解決に取り組み、地域の活性化に努めていかなければなりません。
本村の豊かな自然と文化、伝統を活かし、すべての村民が自分らしく、自らの目標に向かって、夢を抱き、心豊かにたくましく生きる力を育む社会教育施策に取り組んでまいります。
(1)生涯を通じて学びつづける機会の確保と充実
生涯学習に対する意識の向上を図り、知識・資格の専門性を高め、地域の活力や課題解決へとつながる生涯学習社会を推進するため、社会教育施設を活用した、環境整備に努めてまいります。
多様化する教育ニーズの把握に努め、魅力のある講座、地域事情に応じた事業の推進に努めてまいります。
また、村内に暮らす外国人との交流や学習活動を支援し、異文化交流の機会創設に努めてまいります。
(2)スポーツ活動の推進
生涯にわたるスポーツ活動が、健康で活力に満ち、豊かな人格を形成し、充実した生活を営む上で重要な役割を果たしていることを認識し、各種講習会、イベント等の開催の中から、スポーツの基礎的技術、体力の向上、健康づくりの推進に努めてまいります。
また、学校部活動の地域移行を踏まえ、村内関係団体や事業者と連携しながら、地域スポーツクラブの創設に取り組むとともに、体育協会など関係団体への活動助成、アスリート補助金等地域のスポーツ活動への支援を継続してまいります。
(3)芸術・文化活動の振興
芸術・文化は、わたしたちに感動や楽しさ、心の潤いを与え、心豊かな生活を実現させるものです。
村内文化団体や道内団体等と連携しながら、幅広い分野にわたる企画・選定に努め、世代、国籍を超え、多様な歴史・芸術・文化に触れる機会の創設に努めてまいります。
また、伝統文化の保存・伝承活動を支援しながら、歴史・文化を次世代に継承し、後継者の育成と人材確保に努めてまいります。
(4)社会教育推進基盤の整備
公民館等の社会教育施設を活用し、世代に応じた学習機会や情報を提供しながら、村民が生涯にわたって自主的・意欲的に芸術・文化・スポーツに親しみ、学び交流する場を充実させる取り組みを進めてまいります。
社会教育情報の提供に関して、村広報、ホームページ、SNSを積極的に活用しながら、的確な情報提供に努めてまいります。
また、社会教育施設の利用、公民館講座等の行事への参加申し込みなどの、オンラインによる申し込みの導入について、検討してまいります。
施設の維持補修、備品管理に関しましては、財源が確保できたものから、順次交換、改修を進めてまいります。
IV.おわりに
以上、令和7年度の教育行政の執行に関する重点施策について申し上げました。
社会や経済の先行きに対する不確実性が高まり、激しく変化する時代にあって、生涯にわたって主体的に学び続け自らの人生を切り拓く力を身に付ける重要性を認識し、持続可能な社会の作り手を教育活動全体を通じて育むことを目指し、学校教育・社会教育それぞれが協働体制を強め、所管する施策に取り組んでまいります。
村民の皆さんの積極的な参画と議会議員並びに教育関係機関、団体皆様方の一層のご理解とご協力を心からお願い申し上げ、教育行政執行方針とさせていただきます。
令和7年3月6日 占冠村教育委員会