- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道占冠村
- 広報紙名 : 広報しむかっぷ 2025年5月号
■エゾシカ
春は最もシカが痩せる季節ですが、今春は例年より肉付きが良い印象です。昨秋のドングリ豊作の影響でしょうか。4月20日に44kgもある0歳子が捕獲されました。この時期、普通は20~35kgです。
令和6年度の駆除によるシカ捕獲数は458頭、猟区の狩猟は48頭で、ここ数年来の頭数水準を維持できました。今後はもう少し捕獲数を増やしつつ、地域内流通を含む資源利用の充実、処理工程の改善をめざしてまいります。
■ヒグマ
4月初旬に双珠別の山中で、シカの死骸を運ぶ若いヒグマを見かけました。こちらに気付いたクマはシカを捨てて逃げましたが、2週間経ってもシカは置き去りのままでした。ヒグマは一度確保したエサには強く執着するといわれますが、これは「その恐れがあるから用心せよ」であり、必ずという訳ではないようです。これからヒグマの活動が本格化します。遭遇予防に努めていただくほか、些細なことでも構いませんので何かあればご連絡ください。
■そのほか
新規採用職員の紹介ページにもありますが、4月に小田中温野生鳥獣調査員が着任しました。二人で協力し、野生鳥獣に係る村の業務をより充実させていきたいと思います。
問合せ:農林課林業振興室野生鳥獣専門員
【電話】56-2174