健康 健康ばんざい

今回は3つの感染症の検診についてご紹介します。対象の方は受診ください。

■結核
健診対象:65歳以上の町民
受診間隔:年1回
※町では肺がん検診時にあわせて受診

結核は空気感染する病気のため、人が多く集まる閉鎖された空間でたびたび感染が確認されています。結核は早期に発見して治療すれば怖くありません。しかし、重症化すると周りの人にも感染を広めるだけでなく、自分も治りにくくなります。
対象は、年1回かかりつけ病院等で「胸部レントゲン検査」を受ける機会がない方と本年4月の肺がん検診を受けていない方になります。

■肝炎ウイルス
検診対象:肝炎ウイルス検査を受けたことがない満40歳以上の町民
受診間隔:生涯に1回

肝炎ウイルスは、感染しても自覚症状が乏しいため、感染に気づきにくく適切な治療を行わないまま放置すると慢性化し、肝硬変や肝がんに進行する恐れがあります。肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、採血検査で分かります。

■エキノコックス症
検診対象:令和7年度は、香川・長島・小川・岩見・東川地区にお住まいの小学3年生以上の町民
受診間隔:5年に1回

キツネや犬が媒介するエキノコックスという寄生虫が、主に肝臓に寄生して起こる病気です。感染してもすぐに自覚症状が現れず、数年から数十年の潜伏期があることが特徴です。
検査は採血で行います。時期的に屋外で過ごす機会も多いため、外出後の手洗い、野生の果物や山菜などは流水でよく洗うか十分に加熱してから食べること、キツネに餌付けしたり家に近づけないようゴミの処理を適切にするなど注意しましょう。

当町では次の日程で、無料で受診できます。年齢など受診条件を確認後、ご予約ください。

*受付は30分ごとの時間差予約制とし、待ち時間が少なくなるよう工夫し行っています。
*どの健診(検診)にも共通しますが、自覚症状がある方や、治療中の方(医師から検査時期の指示を受けている経過観察者含む)、精密検査の未受診者には、医療機関を受診いただくよう、おすすめします。

■18歳以下のお子さまがいる家庭の皆様へどさんこ・子育て特典制度対象年齢拡大のお知らせ
北海道では、子育てに優しい環境づくり推進のため、妊娠中の方、18歳以下(18歳に達する日以降の最初の3月31日まで)のお子さんを持つ世帯の方(これまでは、小学6年生までのお子さんのいる世帯が対象)に、家族で外出時、特典カードを提示することにより、協賛事業者の特典サービスを受けられる取組を実施しています。
上記特典カードの配布を希望される方は、苫前町役場(本庁、古丹別支所)でお子さんがいることを証明できるもの(保険証、母子健康手帳など)をご持参のうえ、お申し出ください(紛失時の再発行も可)。特典の詳細は、配布時のチラシをご覧ください。

お問合せ:苫前町保健福祉課保健係
【電話】0164-64-2215