くらし 特集 猿払村の未来を考える

■総合計画の策定に向けて
これまで進めてきた第7次猿払村総合計画が、今年度をもって計画期間の終了を迎えます。そのため、現在村では令和8年度から10年間の計画となる第8次猿払村総合計画の策定を実施しています。

■村民の声を聴く
令和6年度から、総合計画策定審議会やワークショップの開催、村民・中学生アンケート、村内の各団体へのヒアリングなど、策定に向けて様々な事業を実施してきました。また、令和7年7月~8月にかけて、幅広い世代を対象にワークショップを開催しました。

▼子育て世代
鬼志別保育所にて、子育て世代を対象にワークショップを行い、7名の村民に参加していただきました。生まれも育ちも猿払村という方から村に来てまだ1年半という方まで、幅広い境遇の方が集まり、子育て世代ならではの視点から村の良いところや課題について話し合いました。

○村の良いところとこれからの課題
・自然がたくさんあり、色々な体験ができる
・地域の方々とのコミュニケーションが活発
・のびのびと子どもを遊ばせることができる
・子育てと両立しながら働ける場所が少ない
・子どもが遊べる公園や室内施設がほしい
・知名度アップに繋がるイベントの開催希望

▼役場若手職員採用
10年以下の職員を対象に開催。「海と大地のめぐみのあるむら」「安心して住み続けられるむら」「挑戦できるむら」「選ばれるむら」の4つのテーマを設定し、それぞれグループに分かれ、行政施策として具体的にどのような取り組みをしていくべきかを話し合いました。自身の担当業務を生かした視点で意見交換を行い、自治体職員として村に貢献できることは何かについて考えました。

○村の将来像を実現するためにすべき取り組みは?
・水産業や酪農業のブランド強化
・AIを導入し、産業の効率化を図る
・医療設備等を充実させ緊急時の不安を解消
・交流の拠点として道の駅を活性化させる
・豊かな自然環境を活用した起業の創出
・帰村意識を高めるため、ふるさと教育を推進する

▼中学3年生
拓心中学校の3年生20名を対象に、「猿払村で生まれた5人の今後を想像しよう!」というテーマで自身の将来を想像しながら、今後の村との関わりについて考えてもらいました。自身の将来が「村外に就職、将来は村に帰ってきたい」「村外に就職、戻ってきたいとは考えていないが、村のことは好き」「ずっと村で暮らしている」の3つのうち、どれに近いのかとその理由を考えてもらい、グループごとに分かれ、理由の掘り下げや意見交換を行いました。

○住み続けたい・将来帰って来たい村にするために
・飲食店や遊べる施設を充実させる
・複数の交通手段を整備する
・村外の人に特産品を送って猿払村をアピールする
・冬期間のイベントをもっと増やす
・勉強ができる図書館的なスペースの設置する
・仕事の選択肢を増やす

▼小学6年生
村内各小学校の6年生17名を対象に、「猿払人を考えよう!」というテーマで開催しました。「猿払人のソウルフードは?」「これができたら立派な猿払人!」などの9つのテーマから猿払に暮らす人の特徴を考え、グループごとに1人ずつ発表していき、活発に自分の考えを話し合いました。

○猿払人ってどんな人?
・海がきれいで食べ物が美味しいところが好き
・ソウルフードはやっぱりホタテ!
・必需品は除雪道具
・あいさつの声が大きい
・遊ぶところといったら道の駅(さるふつ公園)
・猿払のシンボルはさるっぷ!

問合せ:総務課まちづくり係
【電話】2-3131