くらし 津波救命艇を設置しました
- 1/30
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道様似町
- 広報紙名 : 広報さまに 令和7年10月号
町では、幼児センター及びデイサービスセンターの津波避難対策として、ふれあい広場とゲートボール場前空き地に津波救命艇を設置しました。
津波救命艇は、東日本大震災後に開発された国の定める安全基準を満たす船型の津波避難設備で、現在、国内に45艇が設置されています。
10月3日現在、ふれあい広場に1艇、ゲートボール場前空き地に2艇を設置しておりますが、令和8年3月までに更に3艇をふれあい広場に設置し、最終的には6艇が設置される予定です。
■津波救命艇の特徴
・津波避難タワーのように高所へ登る必要がないことから、特に高齢者や乳幼児等の災害弱者といわれるかたがたの避難に有効
・国の定める安全基準を満たしており、漂流物との衝突や転覆にも耐えられる設計
・動力や操舵装置はなく、浮いて救助を待つ
・床下に収納庫を備え、1週間分の水や食料、簡易トイレ等の備蓄品を収容可能
・座席数は25席。ただし、ふれあい広場に設置する4艇のうち3艇は、子ども用座席18席+通常座席14席の合計32席
■津波救命艇の使用方法
(1)入口ハッチの鍵を開けて扉を開放し、乗り込む(※)
(2)座席に座ってシートベルトを着用する
(3)全員の乗り込みが完了したら、入口ハッチを閉鎖する
↓津波が去った後は…
(4)-A〔陸上にいる場合〕入口ハッチを開放し艇外に脱出する
(4)-B〔海上にいる場合〕艇内の通信設備を使用して救助要請を行い、救助を待つ
※鍵は両施設に貸与しているほか、津波救命艇乗込用階段に震度5弱以上の揺れを感知すると自動で開放されるキーボックスを設置しており、そこから鍵を取り出して開錠することも可能です。また、6艇の鍵は共通で、同じ鍵ですべての津波救命艇を開錠することができます。
■注意事項
津波救命艇は幼児センターとデイサービスセンターの利用者の避難のため設置しています。
近隣にお住まいのかたは津波救命艇への避難を第一目標とせず、高台への避難を優先してください。ただし、逃げ遅れ等によりやむを得ない場合は、躊躇(ちゅうちょ)なく津波救命艇へ避難してください。
その際、万が一座席が足りなくなった場合には、救命艇内に備蓄している防災頭巾を着用のうえ姿勢を低くし、何かにつかまるなどして揺れや衝撃に備えてください。
なお、休日・夜間など両施設が閉鎖されている時間帯については、津波救命艇へ避難していただいて構いません。
■津波救命艇 見学会を開催します
10月26日(日)の午前9時~12時までの間、津波救命艇の見学会を開催します。担当職員が津波救命艇付近におりますので、ご興味のあるかたは上記時間帯の間にゲートボール場側の津波救命艇へお越しください(申込不要)。
同日には中央公民館前駐車場にて地場産フェアも開催予定ですので、お祭りのついでに寄り道してはいかがですか?
※ふれあい広場側の救命艇には職員はいませんのでご注意ください。
