くらし ≪特集≫令和7年度の予算と主要施策(2)

■優先的取り組み(1)ゼロカーボンシティ実現への取り組み
≪ゼロカーボンシティ実現に向けて≫
公共施設のLED化の推進など、電気・燃料使用量の削減を図ります。
森林整備、木材利用などの取組みを推進し、森林吸収源の持続的な確保と拡大を図ります。
研修会などを開催し、町民の皆さんへの普及活動を推進します。

『ゼロカーボン関連事業』
・電動生ごみ処理機購入事業補助
・民有林振興事業
・町有林整備事業
・町民への啓蒙普及活動
・照明LED化推進

『新得町CO2排出量削減目標』

▽J-クレジットプロジェクト 317万円
≪J-クレジット制度とは≫
省エネルギー機器の導入や森林経営などの取り組みによる、CO2などの温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「クレジット」として国が認証する制度です。今年度は事業を開始する上で必要なデータを算定する調査費用と、申請手数料の予算を計上しています。

『Jクレジット創出者のメリット』
省エネ設備の導入や再生可能エネルギーの活用により、ランニングコストの低減や、クレジットの売却益、温暖化対策のPR効果が見込めます。

『Jクレジット購入者のメリット』
日本各地の森林保全活動を後押しすることになり、環境貢献企業としてのPR効果が期待できることや、企業評価の向上、製品サービスの差別化などに利用可能です。

■優先的取り組み(2)駅前周辺再整備 スマートIC・道の駅整備推進
▽駅前周辺再整備事業 7億7,843万円
新たな集客・賑わいの核として駅前の再整備をおこなっています。令和7〜8年度にかけて温浴宿泊施設を整備していきます。
・メインエントランスを駅前広場側とし、駅前広場へアクセスしやすい配置
・外観は鉄道の線路をイメージした縦ラインの意匠
・内装も鉄道をイメージした空間づくり
・サウナ室はロウリュ式を採用
-令和8年12月開業予定-

▽道の駅・スマートIC整備推進事業 1,144万
にぎわいと笑顔が広がる新得の魅力-広大な森林・雄大な山景・豊かな食-を発信・体感する空間づくりをコンセプトに十勝エリアのゲートウェイ拠点を目指して(仮称)新得スマートICと一体的に道の駅を整備していきます。
-令和12年開業予定-

『今後のスケジュール』
令和7年度 基本設計
8年度 実施設計
9〜10年度 用地造成、排水処理、水道管整備
10〜11年度 建築工事

■優先的取り組み(3)町民の利便性やサービスの充実に資するデジタル技術の活用推進
国は、デジタル社会のビジョンの実現に向け、住民に身近な行政を行う自治体、とりわけ市区町村の役割は極めて重要であり、自治体がDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する意義は大きいとしています。本町においても令和4年度にDX推進プロジェクトを立ち上げ、地域の課題抽出や課題解決に向けた、DX推進ロードマップの作成を行ってきました。

▽「書かない」窓口整備事業 1,104万円
窓口における住民からの各種申請手続きについて、デジタル技術を活用し「早い」「書かない」「やさしい」、窓口システムを構築していきます。申請書作成などの手続きをタッチパネル端末を用いて対応することで、住民の負担軽減・窓口サービスレベルの平準化を実現します。また、自宅や外出先からもオンラインで事前申請手続きを行うことができるシステム設計とすることで、窓口の混雑緩和・住民サービスの向上が期待できます。

「書かない窓口」導入のメリット
・マイナンバーカード等を活用することで、複数回記載する手間がなくなる
・複数課移動する必要がなくなり、手続きの時間が短縮される
・オンラインで事前に申請手続きすることが可能に
・各種データと連動することで、事務処理の削減と効率化へ