くらし 【特集】まちのお金の使い道(1)

令和7年度の清水町の予算総額は、127億3,715万円です。この額は、骨格予算総額123億7,910万円に補正予算総額3億5,805万円を足した額です。
骨格予算とは、福祉に関わる費用や人件費など、行政運営に必要不可欠な経費を中心に編成された予算です。そこに、補正予算として、住民生活に影響がでないように費用を補ったものが、今年度の予算総額となっています。
今年2月に町長選挙が行われたため、現時点では新規性の少ない内容となっていますが、水道料金や農業用水使用料への支援を行ったうえで、今後も補正予算としてまちが力を入れたい分野や政策にかかる費用が肉付けされます。

■令和7年度予算一般会計の内訳
◇歳入
89億4,544万円

まちの収入源は「自主財源」と「依存財源」の2種類あります。全体の約6割が依存財源となっていて、国や道から交付されています。

歳入用語:
・自主財源…自主的に収入できる財源
・依存財源…国や道から交付される収入
・町税…町民税や固定資産税など
・繰入金…町の基金から引き出したお金
・その他…財産収入・寄附金・繰越金・諸収入
・使用料・手数料…公共施設利用料やごみ手数料など
・分担金・負担金…給食費の負担金など
・地方交付税…行政サービス確保のために国から交付
・国庫・道支出金…各種事業に対して国や道から交付
・町債…公共施設建設などの費用の借入金
・税等交付金…町税以外の税目で道から交付
・地方譲与税…国税の一部を国から交付

◇歳出
89億4,544万円

割合が最も高いのは、福祉などに使われる民生費です。次いで、借り入れたお金の返済に使われる公債費が高い割合を占めています。

歳出用語:
・民生費…高齢者、障がい者、児童福祉の費用
・公債費…借り入れたお金の返済費用
・総務費…町の全般的な管理費用
・土木費…道路、橋、公園などの整備管理費用
・教育費…学校・社会教育の費用
・衛生費…健康やごみ処理など衛生面の費用
・農林業費…農林業振興の費用
・消防費…消防・救急活動の費用
・その他…災害復旧などの費用
・商工費…商工業発展や観光振興の費用
・議会費…議会運営の費用
・労働費…就労対策などの費用

■令和7年度予算の総括表

■用語解説
◇一般会計
教育や福祉など基本的な行政運営を行うための会計。

◇特別会計
国民健康保険や後期高齢者医療保険など、一般会計と区別して管理する会計。

◇企業会計
水道や下水道など、使用料の収入で運営している事業の会計。

■基金残高の状況
令和5年度決算額:44億7,910万円
令和6年度末見込額:40億9,155万円
令和7年度末見込額:37億8,608万円

■債務残高の状況
令和5年度決算額:120億8,519万円
令和6年度末見込額:112億1,869万円
令和7年度末見込額:102億8,516万円

※基金残高と債務残高の令和6年度末と令和7年度末は見込額のため、最終的な決算額は変わります。

問合せ:総務課財政係
【電話】62・2111