- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道芽室町
- 広報紙名 : すまいる 令和7年9月号
現在、町内で「マイマイガ」の成虫と卵塊(卵)が発生しています。マイマイガの卵塊を放置すると、翌年に大量発生する原因となりますので、快適な生活の確保や翌年以降の大量発生をおさえるため、住宅などの建築物、構築物、また樹木などの所有者や管理者の方は、卵塊などの駆除にご協力をお願いします。
■マイマイガとは
・ドクガ科の分類で、5月頃に卵から幼虫が孵化
・幼虫は落葉樹の葉を食べます
・7~8月頃に成虫(蛹)になり産卵
・おおむね10年間隔で大量発生し、1~3年程度で終息に向かうと言われています。
■卵塊
マイマイガの卵のかたまり(卵塊)は、りん毛で覆われており、冬を越し1つの卵塊から数百匹の幼虫が発生します。また、マイマイガは建築物(特にコンクリート)、軒下、樹木などに卵を産み付けます。
■駆除方法
▽卵塊
薬剤の効果は期待できません。外壁などに産み付けられた卵塊は、先がやわらかくて平らなもの(ヘラなど)でそぎ落とし、10cm程度掘った土中に埋めるか「燃やすごみ」で出してください。そぎ落とす道具をペットボトルで簡単に作ることができます!(本紙写真のとおり)
※作業の際は、舞い上がったりん粉が目に入ったり吸い込んだりしないよう、手袋・マスク・ゴーグルの着用をおすすめします。
▽成虫
成虫は白熱灯や水銀灯の明かりを好みますので、屋外の明かりの消灯や照明のLED化が有効です。殺虫剤はガの駆除に有効な家庭用の殺虫剤も使用できますが、周辺に十分配慮して使用してください。また、メスの成虫(白色)の寿命は短く、産卵後数日間で死亡するので、集めて「燃やすごみ」で出すことができます。
※消灯の際は防犯面を十分配慮してください。
▽幼虫
現在、幼虫の発生は確認されていませんが、孵化したばかりの幼虫には毛虫用の殺虫剤を使用します。幼虫が大きくなると殺虫剤の効果が弱くなりますので、火ばしなどで捕獲し、つぶすか水に少量の洗剤を入れて溺死させることで駆除することができます。
※孵化したばかりの幼虫には毒毛があるため、皮膚炎の被害にあわないよう皮膚の露出をできるだけ抑えて作業にあたってください。
問合せ:環境土木課生活環境係
【電話】62-9726(窓口2階10)