くらし 令和7年度町政執行方針(6)

(5)道路・交通網の整備について
[1]町道および橋梁の整備について
町道については、霧多布2条通、霧多布東2丁目1号通、茶内1条通および茶内3条通の改良工事、並びに道路照明のLED化を実施してまいります。橋梁については、「浜中町橋梁長寿命化修繕計画」に基づき、備林橋補修工事と境橋補修工事に向けた実施設計を進めてまいります。
[2]地域公共交通の維持・確保について
町営バスについては「浜中町地域公共交通網形成計画」に基づき、町民の身近な生活交通手段として利便性が図られるよう、浜中町地域公共交通活性化協議会や委託事業者と連携しながら運行してまいります。

◎主な関連予算(単位/千円)
霧多布2条通局部改良工事 14,800
霧多布東2丁目1号通局部改良工事 9,700
茶内1条通局部改良工事 10,200
茶内3条通局部改良工事 13,600
道路照明LED化工事 24,900
備林橋長寿命化補修工事 44,100
町道維持業務委託 60,000
町道除雪業務委託 40,000
町営バス運行委託 53,798
地方バス路線維持対策補助 8,417

(6)上・下水道の整備について
[1]上水道の整備について
「浜中町水道ビジョン」に基づき、指定避難所等の重要給水施設への配水管を耐震化すべく霧多布地区の配水支管耐震化更新工事実施設計を実施してまいります。
また、水道事業・農業用水道事業ともに持続可能で健全な事業運営を進め、安全・安心な水道水の供給に取り組むとともに、自然災害などに備え、町内における強靭な水道システムの構築に努めてまいります。
[2]下水道の整備について
特定環境保全公共下水道区域については「第2期浜中町下水道ストックマネジメント計画」に基づき、霧多布クリーンセンターの設備更新工事を実施してまいります。
漁業集落排水区域については「漁業集落排水施設機能保全計画」に基づき、計装機器の更新工事を実施してまいります。

◎主な関連予算(単位/千円)
霧多布配水支管耐震化更新工事実施設計委託 20,108
防災・安全交付金事業に係る費用便益比算出委託 9,592
霧多布クリーンセンターストックマネジメント事業改築工事 14,960
漁業集落排水機能保全工事 47,300
浜中町下水道ストックマネジメント修繕改築計画管路調査委託 8,200
特定環境保全公共下水道事業計画変更策定委託 5,000

◇災害に強く町民によりそったまちづくり
(1)町土の保全について
[1]治山の推進について
急傾斜地崩壊や土石流のおそれがある土砂災害警戒区域については、はまなか防災マップ等の活用により、周知してまいります。
[2]治水の推進について
水害対策については、防災関係機関と共同で浜中町水防訓練を実施するほか、ノコベリベツ川水害対策連絡会議を通じて関係機関との連携強化を図ってまいります。
[3]海岸保全の推進について
琵琶瀬地区から榊町地区の防潮堤嵩上については、早期完成に向け、北海道へ強く要望してまいります。

(2)防災体制の整備について
発生の確率が高まっている日本海溝および千島海溝沿いの巨大地震・津波、異常気象がもたらす大雨や暴風雪など、予期せぬ自然災害への備えは喫緊の課題であります。
特に、地震・津波対策については、町内の避難困難地域における人命を救うことを重点とした事業展開を図ってまいります。

[1]防災対策の推進について
津波避難施設については「津波避難対策緊急事業計画」に基づき、琵琶瀬地区津波避難タワー建設工事を実施してまいります。
北海道が示す地震・津波による被害想定および減災目標においては、防災・減災対策の推進により、大幅に被害を軽減できるとされていることから、引き続き国や北海道に対する技術的・財政的支援を要請してまいります。
避難路の整備については、道道霧多布岬線「湯沸坂歩道」および道道琵琶瀬茶内停車場線「MGロード」改良の早期完成に向け、北海道へ要望してまいります。
[2]防災意識の向上について
これまでの災害に関する教訓を伝承する取組や津波防災啓発用VR動画の積極的な活用など、災害に対する正しい知識と行動力を身に付けていただけるよう、町内における防災教育を推進してまいります。
津波避難訓練については、町内会・自治会と連携し、より実践を想定した訓練内容のもとで実施してまいります。
また、今年度も浜中町防災総合訓練のほか、防災講演会、災害図上訓練(DIG)、避難所運営訓練(HAG)などを実施し、多くの関係機関等との連携強化を図りながら、地域防災力の強化を図ってまいります。