くらし 標高生による防災講座 特別編

執筆:若月 桃(わかつき もも)さん
(標津高等学校3年)

今回のカンファレンスでは、愛媛県の大洲高等学校と野村高等学校で行っている防災活動について知ることで、さまざまな視点から防災について考えることができ、西日本豪雨の影響で氾濫した肱川(ひじかわ)についても学ぶことができました。
大洲市の町並みを見ながら、当時の被害について説明を受け、西予市の鹿野川ダムでは、豪雨が起きた時のダムの役割を学び、そして、乙亥会館では被害を受けた語り部さんからの体験談と、浸水の被害をVRで体験しました。VRで体験することで、お話だけでは感じることのできない臨場感があり、印象に残りました。
2日間を通して、さまざまな地域の方と交流することができ、とても貴重な体験できました。一方で、説明の内容が専門的で難しく、理解の追いつかないこともありましたが、全体を通して学べることは多く、有意義な時間を過ごすことができたと思います。改めて、もっと標津町のために自分ができることで貢献していきたいと思いました。これからも出前授業などを通して貢献できるよう頑張りたいです。

執筆:太田 珠璃那(おおた しゅりな)さん
(令和7年3月卒業)

私たちは2月13日・14日の2日間、タイムライン防災カンファレンスin愛媛に参加し、標津高等学校で行っている防災活動について、全国から集まった市町村長や防災担当者へ発表しました。
2日目のシンポジウムでは、私たちが出前授業として携わっている「地域循環型防災教育」を持続可能なものにするために、今後どのように活動を行うべきかについて、防災教育の第一人者である河田惠昭先生(人と防災未来センター長)からアドバイスをもらうことができました。先生は、今行っている出前授業を今後も続けていくこと。その上で、防災に関する専門的な知識だけでなく生活の知識も身に着け、生活の質を向上させることが大切と話してくれました。また、自分の住んでる地域にとって役立つ情報なのかを判断し、楽しく知識を身に付ける必要があるとも話してもらい、今後の出前授業で取り入れたいと思いました。

問合せ:住民生活課危機管理室
【電話】85-7243