くらし 警察だより

■キノコ採りの遭難をなくそう
昨年(令和6年)のキノコ採り遭難状況は発生件数9件、9人(前年比-9件、-10人)で、道迷いが原因の遭難者が9人、遭難者全員が65歳以上でした。

◆遭難防止のためのアドバイス
▽携帯電話は車に置かず持ち歩く
・必ずGPS機能を有効にする。

▽山に入るとき、山に入ったら
・1人で入山しない
・家族などに「行き先」や「帰宅時間」、「車の駐車場所」を知らせる。
・携帯電話、クマよけ鈴、コンパス、食料などを持つ。
・目立つ色の服を着る。・山中では声を掛け合い、目標物を決めて行動する。
・急斜面や崖などの危険な場所は避け、早めに下山する。

▽万一、迷ったら
・日没後は歩き回らず救助を待つ。
・ヘリコプターの音が聞こえたら、広い場所でタオルなどを振って合図する。

◆クマによる被害に注意
県内各地でクマの出没が相次ぎ、人身被害が発生しています。クマの出没状況や遭遇時の対応方法を確認し、被害に遭わないようにしましょう。

▽クマに出会わないために
・最新の出没情報をインターネットなどで確認する。
・複数人で行動し、鈴やラジオなどで音を出しながら歩く。

▽クマに遭遇した時の対応方法
・子グマでも決して近づかない。
・クマを見つけたら、背中を見せず、静かにゆっくり後退する。
・走って逃げたり、大声をあげたり、物を投げたりしてクマを刺激しない。

■秋の全国交通安全運動について
◇運動期間
令和7年9月21日(日)から9月30日(火)までの10日間

◇交通事故死ゼロを目指す日
令和7年9月30日(火)

◇運動の重点
(1)歩行者は反射材や明るい目立つ色の服装を着用し、交通ルールを守りましょう。
ドライバーから見て、反射材を着用している歩行者は、着用していない歩行者に比べて2倍以上手前で発見できると言われています。歩行中は明るい目立つ色の服装や反射材を身につけましょう。
皆さんは、「ハンドandサンクス」についてご存じですか。「ハンドandサンクス」とは、渡る合図とありがとうです。
横断歩道を渡る際は、手を挙げる・差し出すなどして運転者に対し横断する意思を伝え、横断した後は会釈をするなどして感謝の気持ちを伝えましょう。
また、歩行者が被害に遭った交通事故の中には、歩行者側にも違反が認められるケースがありますので、横断歩道が近くにある場合は、「横断歩道を渡る・車両の直前直後は横断しない」などルールを守りましょう。

(2)ながらスマホや飲酒運転はしないようにするとともに、夕暮れ時は早めのライト点灯やハイビームを活用し事故を防止しましょう。
近年、ながらスマホが要員となった死亡・重傷事故が増加傾向にあるほか、飲酒運転やあおり運転などの悪質・危険な運転による交通事故が後を絶ちません。
自分は大丈夫・短時間であれば大丈夫といった油断が重大事故につながりますので、スマートフォン等を使用しながらの運転や飲酒運転は絶対にやめましょう。
早めのライト点灯やハイビームを活用した運転を心がけましょう。

(3)自転車や特定小型原動機付自転車を利用するときはヘルメットを着用し、交通ルールを守りましょう。
自転車・特定小型原動機付自転車に乗る際は乗車用ヘルメットを着用しましょう。「自転車安全利用五則」をはじめとする自転車の交通ルールを守って、安全に利用しましょう。

▽自転車安全利用五則
1 車道が原則、左側を通行 歩道は例外、歩行者を優先
2 交差点では信号と一時停止を守って、安全確認
3 夜間はライトを点灯
4 飲酒運転は禁止
5 ヘルメットを着用

お問合せ:黒石警察署大鰐交番
【電話】48-2241