- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県
- 広報紙名 : 岩手県広報誌「いわてグラフ」 令和7年3月号
澄んだ空気、清らかな水、豊かな土、自然の資源に恵まれた岩手県では、その立地特性を生かした農業・畜産業が展開されています。いつもの食卓で、そして、特別なハレの日に、生産者が愛情を込めて育てた自慢のおいしさを味わってみませんか。
写真が2枚あります。
1枚目:県産米のフラッグシップ「金色の風」
粘りと柔らかさ、甘みが特徴の「金色の風」つややかな白いごはんが茶碗に盛られています。
2枚目:いわてのブランド牛「いわて牛」「いわて短角牛」(写真はいわて牛)
赤みの部位に細やかな霜降りが入った肉です。
※写真は本紙またはPDF版をご覧ください。
■厳しい品質目標をクリアしたいわてのお米「金色の風」
県は、全国トップクラスの米産地としての地位の確立を目指して、知事によるトップセールスや、いわて純情米消費拡大月間を活用したPR活動などに取り組んでいます。こうした取り組みにより、「金色の風」や「銀河のしずく」といった県オリジナル品種をはじめとした、県産米の認知度向上が図られています。今回、県産米のフラッグシップ(代表的な品種)である「金色の風」について、その魅力や生産者の思いを紹介します。ぜひこの機会に、いわてのおいしいお米をご堪能ください。
○「金色の風」とは
2017年秋にデビューした、岩手のオリジナル品種です。選定基準を満たした生産者により栽培され、厳しい品質目標をクリアしたお米だけが「金色の風」として出荷されます。豊かな甘み、ふわりとした食感、冷めても変わらない粘りが特徴のお米です。
写真があります。
たくさんの実をつけ、頭をたれた黄金色の稲穂が一面に広がっています。
※写真は本紙またはPDF版をご覧ください。
図があります。
お米の食味チャート図です。金色の風はもっちり、柔らかめに属しています。同じような傾向のお米はひとめぼれです。銀河のしずくはもっちり、かため。あっさり、柔らかめにはササニシキ。あっさり、かためにはあきたこまちが入ります。
※図は本紙またはPDF版をご覧ください。
■生産者の声
○手塩にかけた「金色の風」一人でも多くの人に食べてもらいたい
岩手県金色の風栽培研究会 会長 高橋貞信(たかはし さだのぶ)さん
手間暇をかけて愛情たっぷりに「金色の風」を育てている生産者・高橋貞信さんにお話を伺いました。「『金色の風』は、県南地区で、地域を厳選し、栽培されている品種ですが、少しの雨風でも稲が倒れやすく栽培がとても難しいので、生産者が少なく収穫量も限られています。そのため、消費者が食べる機会が少ない希少品種と言えます。食味の特徴は、粘りと柔らかさ、甘みがあるところ。冷めてもおいしいため、おにぎりやお弁当にも向いていると思います。お米好きな人はもちろん、たくさんの人に食べていただき、そのおいしさを実感してほしいですね。1人でも多くのファンが増えることを願っています」。
金色の風のホームページの二次元コードがあります。
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧ください。