文化 一関のもち食文化(13)

■年中行事ともち
長い歴史の中で人々の暮らしとともに多彩な食べ方を工夫してきた一関地方のもち食文化。当地方では年中行事に合わせて餅をつく機会が多くあったといわれています。
5月といえば端午の節句。男の子の健康と成長を祝う日でもあり、柏餅を食べる風習があります。農家は田植えを終えた祝いである「さなぶり」を行い、餅をはじめとするごちそうを用意して田の神に供え、集まった人と共に、田植えが無事終わったことを感謝して祝ったとされています。
季節や人生の節目に餅をつき、自然や神仏に感謝し、平安無事を祈る習慣が今日のもち食文化に結び付いています。

問合せ:
本庁観光物産課【電話】21-8415
一関もち食推進会議…事務局(一社)世界遺産平泉・一関DMO【電話】34-5345