くらし [定期連載]教えてSDGs その先の笑顔のため、いまできること

■SDGsとは?
自分の子どもや孫たちが暮らす未来に、住みやすい地球(世界)を残すため掲げられた全世界の人が取り組むべき目標

■あなたもぜひSDGsに取り組んでみませんか?
本市は、令和元年(2019年)7月に「SDGs未来都市」に県内で初めて選定されました。
「その先の笑顔のため、いまできること」編では、本市でSDGsの達成に向け積極的に取り組んでいる人・団体、関連イベントなどを紹介しています。

■さくらの杜プロジェクト 陸前高田協議会
●普段の仕事の内容を教えてください
今後、10年程度を目途に3,000本以上の桜を植樹し、東北随一の桜の名所『さくらの杜』を創り上げることを目指し、桜の植樹会の開催や植樹した桜の管理を行っています。

●SDGsに関する主な取組内容を教えてください
かさ上げしていない未利用の低地、高田松原津波復興祈念公園や川原川沿いなどで、市内外の人が参加する植樹会を開催し、交流人口の増加を目指しています。

●SDGsに関する取り組みの展開、目標などがあればお聞かせください
現在、本市を訪れる観光客の多くは、国営追悼・祈念施設や津波伝承館など、震災学習や被災地見学を目的に訪れていますが、こうした来訪者はいずれ減少します。また、そういった観光客の多くが中心市街地などを訪れることなく、次の目的地へ向かっています。そのため、桜の名所という新たな観光コンテンツを創り出すことで、震災によらない継続的な観光誘客、桜並木をたどるまちなかの周遊促進など、持続可能な地域づくりにつなげていきたいです。

●これからの陸前高田市をどんなまちにしていきたいですか
市内の児童生徒や植樹地に居住していた人を対象にした植樹会の開催に力を入れています。植樹会に参加したことで地域に愛着を持ち、花を咲かせた桜に集まり交流を深めるきっかけになればと思っています。そうして、市民の皆さんが「本市には『さくらの杜』という魅力がある」と誇りを持つ、そんなまちにしていきたいです。