子育て 学校通信 高田東中学校だより

今月は、高田東中学校の学校生活や日々の取り組みの様子をお届けします

■運動会で地域に元気と感動を
現在の中学3年生が生まれたばかりの14年前、平成23年5月は震災直後であり、様々な学校行事の開催が中止になっていたそうです。そんな中、地域を元気づけるために当時の小友中学校で行われた、通称「がれきの中の運動会」は大きなニュースとなり、地域に感動を届けました。
その後、広田・米崎・小友の3つの中学校が統合して生まれた高田東中学校は本年で開校13年目を迎えました。当時の中学生の意思を受け継ぎ、本年も盛大に行われた運動会。開会行事では、統合前の中学校の文化が風化しないように、3校が当時歌っていた応援歌をそれぞれの組団で披露しました。私たち高田東中学校生は、これからも3つの地域の方々の思いを受け継ぎ、新たな文化を築いていきます。

■様々な交流活動~クレセントシティ交流、住田中学校との合唱交流~
本校では総合学習の一環として、カキの種付け・収穫体験学習や職場体験学習、津波避難行動体験学習などの地域の方々と生徒が交流する学習活動を通して、多くのことを学んでいます。今回は本年度の交流活動の中で特に印象的だったものを2つ紹介します。
1つめは、9月12日(金)に行われたクレセントシティ市の市民訪問団の方々との交流です。生徒各自が持ち寄った雛人形などの日本文化や書道・折り紙を紹介したりと楽しく交流する中で、英語を使ったコミュニケーションを学びました。
2つめは、9月29日(月)に行われた住田中学校3年生と本校3年生の合唱交流です。お互いの合唱文化の発展を願い、本年度初めて企画。昨今の学校統合による学校数の減少で、他の中学校と交流する機会が少なくなっており、他校の合唱文化に触れられる貴重な交流会となりました。

■文化祭「ともに~認めあう、支えあう、信じあう~」
本校の2大行事である文化祭。本年もその大きな行事を全校一丸となって成功させるべく、夏休み前から準備に取り組んできました。特に力を入れていたのは、本校の伝統になっている合唱文化の強化です。
本年度は「日教弘(にっきょうこう)いわて出前講座」として、小原一穂(おばらかずほ)先生を本校に招き、文化祭の全校合唱「ほらね、」の指導をしていただきました。歌詞の一つ一つを大切にし、その情景を思い浮かべながら歌うことや、合唱を作るのは歌い手であり、一人一人が意識を高めて歌うことの大切さなど、多くのことを学びました。
そして、10月25日(土)に「ともに~認めあう、支えあう、信じあう~」の生徒会スローガンのもと、本校の文化祭が盛大に開催されました。朝からたくさんの地域の方々にご来校いただき、わたしの主張や英語暗唱などの個人発表、吹奏楽部の演奏、そして学級・学年合唱など、生徒の想いが込められた発表が地域に届けられました。文化祭のフィナーレでは、全校合唱「ほらね、」に加え、これまで学校をリードしてきた第13期生徒会執行部からのメッセージが、後輩たちに届けられました。いよいよ11月からスタートした高田東中学校第14期生徒会。きっとこれまでの伝統を引き継ぎ、さらに本校を発展させてくれると信じています。

問い合わせ先:高田東中学校
【電話】0192-55-2756