- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県陸前高田市
- 広報紙名 : 広報りくぜんたかた 令和7年11月号 No.1200
■からだを守ろう!冬の感染症予防
●11月から広がる感染症
秋が深まり、空気が乾いてくると感染症が流行しやすくなります。特に11月から冬にかけては次の病気が目立ちます。
▽インフルエンザ
38度以上の発熱、全身のだるさ、関節痛、咳やのどの痛みが出ます。毎年11月ごろから増え始め、1〜2月に大きな流行を迎えます。予防接種は重症化を防ぐ効果があります。
▽ノロウイルス感染症
吐き気や下痢、腹痛を引き起こす胃腸炎です。感染力が強く、家族内で一気に広がることも。11月〜2月に多く見られます。
▽マイコプラズマ肺炎
咳が長く続くのが特徴で、子どもから大人までかかります。例年、秋から冬にかけて増えます。
●元気な体をつくる生活習慣
感染症を防ぐには、日々の生活で体の抵抗力を高めることが大切です。
(1)手洗い
帰宅したときや食事前は、手を洗いましょう。せっけんを使い、よく泡立てながら、爪、指の間、親指、手首をしっかりもみ洗いし、流水で流します。手洗いした後は、髪やマスク、自分の顔などを触らないように気をつけましょう。
(2)十分な睡眠
睡眠不足は免疫力を下げます。睡眠をしっかり取りましょう。
(3)栄養バランスのよい食事
野菜・魚・肉・乳製品などを組み合わせ、3食食べましょう。
(4)室内環境を整える
乾燥は喉や鼻の粘膜の防御力を下げます。適度な湿度(50〜60%)を保ち、換気して新鮮な空気を入れましょう。
●ノロウイルスから家族を守る
吐物の処理を行うときは、最初に換気し、新聞紙などで吐物を覆い、静かに拭き取りましょう。消毒には、塩素系漂白剤を使用し、処理した後は、手を丁寧に洗いましょう。感染した人の衣類は他と分けて洗い、85℃以上の熱湯で1分以上の消毒も有効です。
日々の生活習慣を整えながら、この冬も笑顔で過ごしましょう。
問い合わせ先:市役所保健課健康推進係
【電話】(内線236)
