- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県矢巾町
- 広報紙名 : 広報やはば 令和7年9月号
徳田小学校の5・6年生47人を対象に7月22日、トヨタ自動車によるカーボンニュートラル出張授業が行われました。座学、車両展示、デモラン(※)を併せて実施する授業は県内初。
本町出身、同校の卒業生で同社で車両開発に携わるプロドライバー佐々木雅弘さんが地元で後輩たちを前に、地球環境について学ぶことの大切さを伝えました。
※走行の実演
■カーボンニュートラル・合言葉は「ゼロ」
「二酸化炭素が出る量を減らして、吸収する量と出る量をで合わせて『ゼロ』」という合言葉を両手で「0」を作る振り付けとともに学びました。
■水素エンジンの搭載車両の説明
座学の後、かっこうグラウンドに移動してレーシングカーの展示、デモランを実施。佐々木さんから、水素エンジンの特徴について説明されました。
■卒業生から後輩へエール
閉会の後、子どもたちはここぞとばかりに佐々木さんのサインを求めました。佐々木さんからは、後輩たちの成長を願う言葉が掛けられました。
■佐々木雅弘選手
この(町の)環境で(育ち、)レーサーになり、トヨタ自動車と契約して地球、環境問題、カーボンニュートラルについて勉強しながら車の開発、楽しさや地球環境を忘れずに仕事をしている。母校でこのような活動ができることは感慨深い。僕が育った岩手を未来へ残したい。学んだことを一つでも覚えてもらえれば。
■高橋智也・トヨタ自動車 GAZOO Racing カンパニー プレジデント
40年前はこんなに暑くなく、ゲリラ豪雨はなかった。今よりも環境が悪くなってはいけない。今の環境を受け継いでいくことは大人の責任。みんなも未来に向けて、今できることはたくさんある。大人になったとき、将来の子どもたちのために自分が何がしたいのかを考えてほしい。
私たちが、佐々木選手と一緒にレーシングカーに乗り助手席でデモランを体験しました!
「楽しかった!」 5年 米倉 宏(ひろ)さん
「迫力ある運転だった!」 5年 久慈 詩奈(しいな)さん
「怖かった!」 6年 志村 咲綾(さあや)さん
「生きて帰ってこられた!」 6年 谷村 健太(けんた)さん
※詳しくは本紙をご覧ください。