子育て ひろの食育通信 –No.67–

■見て、触って、食べて感じる海の魅力!
宿戸小学校から海側へ15分ほど歩くと、そこには広がる海と、宿戸漁港があります。
本校では、海の近さを最大限に生かし、海洋教育の一環として、2年生は船に乗って沖に向かい、稚ウニを放流します。収穫時期のウニとは違い、とても小さいため、どんな感触だろうと、おそるおそる触る子どもたち。触ってみると「小さくてかわいい~!」「口はどこ~?」などといった声が船上で飛び交います。「大きくなってね~!」と声をかけながらバケツを傾け、そっと海に放流します。
それから3年後、5年生になって、3年間を海で過ごし、大きくなったウニをさばく体験をします。子どもたちの手のひらほどのサイズになったウニ。さばき方を教わると、少し力は必要ですが、子どもたちはどんどんさばいていきます。さばいた後は実食。自分たちでさばいたウニは格別のおいしさです。
給食だけではなく、さまざまな学びを通して「食べること」への興味・関心を高めていくことができればと思います。
海の恵みや素晴らしさを知り、郷土への思いを育てる。近くだとなかなか気がつかない、町の海の魅力を全身で感じる機会をこれからも大切にしていきたいです。

宿戸小学校より