くらし 今月のホットライン~HOTLINE~


「第20回記念登米市青年文化祭」(登米市青年団連絡協議会主催)が2月2日、南方農村環境改善センターで開催されました。
文化祭では、郷土芸能やダンスなどのステージ発表のほか、高校生が制作した絵画や青年団の活動をつづった写真の展示、eスポーツやプラモデル作り体験など多彩な内容で催され、多くの来場者で賑わいました。また、市内のジュニアリーダーもボランティアスタッフとして多数参加。実行委員長を務めた伊藤義幸(よしゆき)さんは「分野と世代を超えた交流を通じて、地域を盛り上げていきたい」と話していました。


得する街のゼミナール「とめまちゼミ」(佐沼商店会連合会主催)は2月5日から3月5日まで、同連合会加盟店など18店、21講座が開かれました。
まちゼミは、にぎわい創出などを目的に開催。お店の人が講師となり、専門店ならではの知識や技などを受講者に伝授しました。職業訓練や就職支援をしているJMTC佐沼教室でコンピューター作り講座を受講した中村由信(よしのぶ)さん(8)(迫町上舟丁)は「はんだ付けは初めてだったけど、細かい作業が得意なのでうまくできました。プログラミングが面白かったので、家でもいろいろなゲームを作ってみたいです」と話しました。


「米川の水かぶり」(同保存会主催)が2月6日、東和町米川地内で開催されました。
800年以上にわたって受け継がれてきたこの伝統行事は、国指定重要無形民俗文化財およびユネスコ無形文化遺産に登録されています。火の神の化身として、わら装束に身を包み、かまどのすすを顔に塗った、小学生から60歳代までの地元男衆21人は「ホーホー」と声を上げながら、沿道に用意されたおけの水を家々の屋根にかけて回り、地域の火伏せを祈願しました。また、男衆が身に着けた稲わらは防火のお守りとされ、住民や多くの見物客が次々と抜き取っていきました。


石ノ森章太郎ふるさと記念館第25回自主企画展「野家一行(かずゆき)イラスト展」が2月8日から3月9日まで、同館企画展示室で開催されました。
野家氏は市シティプロモーションポスターを描いた市内在住のイラストレーター。「登米のヒトビト」と題し、市民100人の似顔絵が展示されたほか、新作のポスターも発表され、多くの人が観覧に訪れました。サプライズ企画で似顔絵を描いてもらった髙橋之枝(よりえ)さん(東和町米谷2区)は「少ない線で特徴を表現しているのがすごいと感じました。すごくうれしいので、家の玄関に飾りたいと思います」と笑顔を見せました。


地域づくり研修会「山崎夏生(なつお)氏講演会」(中津山コミュニティ運営協議会主催)は2月15日、中津山公民館で開催され、地域住民やスポーツ少年団の小学生ら約80人が参加しました。
講演では、元プロ野球審判員の山崎氏を講師に迎え、「一途一心の野球道~奥深き判定の世界~」と題し、プロ野球審判になるまでの挫折や努力、家族の絆などが熱く語られました。少年野球チーム米山スリースターズ監督の福泉義徳(よしのり)さん(米山町追土地)は「野球をずっと好きでいる気持ち、夢を諦めず逃げない気持ちを子どもたちに伝えていきたい」と話しました。


「第13回人と野生動植物の共生を考えるつどい」は2月16日、中田農村環境改善センターで開催され、57人が参加しました。
つどいでは、日本キリバス協会のケンタロ・オノ氏を講師に迎え、地球温暖化による気候変動をテーマに講演。気候変動の影響を最も受ける国の一つとされるキリバス共和国の現状を例に、地球温暖化を防ぐ取り組みの重要性を学びました。参加した西條文乃(あやの)さん(12)(津山町本町三丁目)は「日本のCO2排出量が世界5位と知り、私たちが対策しないといけないと感じました。未来のために、ごみを減らしていきたい」と話しました。