- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県登米市
- 広報紙名 : 広報とめ 7月号(362号)
「人権の花運動」(登米人権擁護委員協議会主催、乾和子(かずこ)会長)が5月2日から28日まで、豊里、石森、上沼、東和の4小学校と迫支援学校で実施されました。
この運動は、小学生が花を慈しみ育てることを通して「思いやりの心」と「命の大切さ」を学ぶことが目的。東和小学校では5月23日、5、6年生60人が登米総合産業高農業科の生徒の協力を得ながら、マリーゴールドとジニア約140本の苗を植えました。猪股美桜(みお)さん(東和小6年)は「花を傷つけないように優しく植えました。元気に大きく育つように水をいっぱいあげて、大切に育てます」と目を輝かせていました。
「とめまる2025」(同実行委員会主催)は5月24日、エスファクトリー東北中江公園とオサベフーズ迫体育館を会場に開催され、延べ約2万3千人が来場しました。
とめまるは、飲食、物販、ステージ、アトラクション、サブカルチャー体験など、さまざまなブースを楽しめるマルシェイベントで、今年で3回目。会場内にはキッズ見守りスペースや、おむつ替え・授乳スペースも設けられ、小さな子ども連れの人も安心して楽しめるように配慮されていました。来場者は「おいしいものを食べながら、一日中遊びました。紙ヒコーキ作りとキッズサスケが特に楽しかったです」と感想を話していました。
市制施行20周年記念事業「市民参加の新たな森林づくり」植樹祭は5月25日、津山町柳津地内で開かれ、119人が植樹しました。
植樹祭では、参加者がカラマツ千本を植えたほか、熊谷康信(やすのぶ)市長が市制施行20周年を記念して植樹。参加した阿部立空(りく)さん(11)(津山町横山9区)は「弟の小学校入学の記念に植樹しました。弟も苗木も大きく元気に育ってほしいです」と願いを込めました。植樹後には、もくもくランドでマスクド軍団によるパフォーマンスの披露と、地域おこし協力隊による木工キャンドルライトスタンド作りが開催されました。
「米山チューリップまつり」が4月22日から5月6日まで、道の駅米山に隣接する会場で開かれました。
昨年11月に植えられた約10万株が花を咲かせ、彩り豊かなチューリップのカーペットが広がりました。道の駅米山「ふるさとセンターY・Y」の山崎準一郎(じゅんいちろう)駅長は「米山の春の風物詩として定着し、多くの人が足を運んでくれるので、地域の活性化につながってほしい」と願いを込め、利府町から訪れた小畑五郎(ごろう)さんは「カメラが趣味なので写真を撮りに来ました。色とりどりのチューリップがあってきれいだったので、帰ったら写真を孫に見せます」と笑顔で話していました。
「狼河原(おいのがわら)流田植踊り」(同保存会『夢創の会』主催)が5月11日、東和町米川地内で実施され、多くの観客でにぎわいました。
豊作祈願の踊りとして米川地区の小学生に伝承され、学習発表会や地域のイベントで踊られてきたこの踊りは、今回初の試みとして、実際に田植えをしている田んぼで披露されました。保存会会長の芳賀勝郎(かつろう)さんは「米川地区に伝わる伝統的な踊りで、継承していくことが大切だと思っている。今回のように多くの人に見てもらえる機会をつくり、子どもたちの参加を増やしていきたい」と話しました。
登米の森ワークショップ「癒し効果最大⁉春の森林セラピー」は5月17日、県内で初めて森林セラピー基地として認定された登米ふれあいの森で開催され、市内外から10人が参加しました。
森林セラピーは、連続テレビ小説「おかえりモネ」で、本市が「森の町」として描かれたことから開催。涌谷町から参加した安部樹(いつき)さんは「前回秋に参加して、春にも来てみたいと思ったので参加しました。森林に来ると独特な雰囲気があって、心が穏やかになりますね。今回は雨が降っていましたが、ひんやりした空気が気持ちよかったです」と話していました。