くらし 今月のホットライン

■地域経済の発展期待
・企業誘致で新工場を立地
「東北電子工業の新工場建設に関する立地協定式」が6月16日、市中田農村環境改善センターで開かれ、市は、県、東北電子工業(渡邉篤(あつし)代表取締役社長)と、新工場建設の立地協定を結びました。
同社は、石巻市に本社を置き、電子部品や自動車部品などを製造する企業で、長沼第二工業団地に延べ床面積約5,239平方メートルの新工場を建設予定。車載用電池ケースとカバーを製造します。熊谷康やす信のぶ市長は「地域経済の活性化と、本市におけるモノづくり産業発展の一翼を担ってもらいたい。登米の地に根ざした企業として、大きく飛躍してほしい」と期待を寄せました。

■よしもと芸人が集結
・お笑いライブで観客爆笑
「登米×よしもとお笑いライブ」は6月28日、水の里ホール・Abebisou(登米祝祭劇場)で開かれ、市内外から訪れた800人超の観客が爆笑の渦に巻き込まれました。
このライブは、市制施行20周年を記念して開催。本市豊里町出身の佐々木隆史(たかふみ)さんが所属するお笑いコンビ「エバース」をはじめ、7組の芸人が登場し、個性あふれるネタで会場を盛り上げました。来場した高橋直美(なおみ)さん(迫町茂栗)は「人生で2度目のお笑いライブ。テレビやYouTubeで応援していた芸人さんのネタを生で見ることができて本当に良かったです」と感動の表情を浮かべていました。

■受け継がれる舞披露
・とめ伝承芸能まつり開催
「第3回とめ伝承芸能まつり」(市地域伝承芸能文化保存支援推進会議主催)は6月29日、伝統芸能伝承館森舞台で開かれ、市内外から157人が観覧に訪れました。
まつりは、地域伝承文化を継承する団体の発表の場を設け、後継者の育成を目的に開催。市内の伝承芸能保存団体5団体による公演のほか、ゲストとしてユネスコ無形文化遺産「湯元の田植踊」が披露されました。長下田神楽「鶏舞」で出演した岩渕陽(はる)さん(11)(石越町第十二)は「間違えないように一生懸命踊りました。おじいちゃんが続けてきた神楽を、これからも一緒に続けていきたいです」と語りました。

■若い感性がきらめく
・高校生絵画展IN登米市
「高校生絵画展IN登米市2025」が5月29日から6月1日まで、水の里ホール・Abebisou(登米祝祭劇場)で開催されました。
絵画展は、高校生が日頃の創作活動の成果を広く発表する場となっていて、今回で27回目の開催。県内の高校14校から過去最多となる113点の応募があり、アクリル画や水彩画、油絵など、個性豊かでエネルギーあふれる作品の数々が並びました。最終日には表彰式が行われ、受賞者へ賞状が手渡されたほか、入賞作品は6月7日から22日までの期間、髙倉勝子美術館でも展示されました。

■園児が交通安全学ぶ
・バスの乗車方法など体験
南方幼稚園の「交通安全教室」は6月3日、ミヤコーバス佐沼営業所で開かれ、園児18人が参加しました。
交通安全教室は、バスの乗車体験を通して、正しい乗り方や交通安全の知識を身に付けるために開催。園児たちは、交通安全について説明を受けた後、紙芝居で乗車方法やマナーなどについて学び、バスに乗って洗車機での洗車を体験しました。年長の佐々木美みいな奈さんは「初めてバスに乗ったけど、大きくて楽しかった。バスの周りは運転手さんから見えなくて危険だということが分かりました。乗り方を覚えたので、また乗ってみたいです」と話していました。

■白熱のぶつかり合い
・米山で子どもの相撲大会
「時津風相撲大会」(同実行委員会主催、浅田大だい実行委員長)は6月8日、道の駅米山登米相撲場で開かれ、県内外の未就学児から中学生まで102人が出場しました。
大会は、時津風部屋に米山町出身者が所属していることなどをきっかけに3年前から開催。会場には、時とき津つ風かぜ親方や県内唯一の幕内力士である時疾風(ときはやて)関などが駆け付け、子どもたちの取組を熱い視線で見守りました。中学年の部に出場した千葉匡真(きょうま)さん(9)(南方町北本郷)は「決勝に進めたのがうれしかった。これからもいっぱい大会に出て、全国で活躍するような選手になりたいです」と力強く話していました。