- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県登米市
- 広報紙名 : 広報とめ 9月号(364号)
■自然の中で絵本満喫
・おおきな木夏まつり開催
「おおきな木夏まつり」(読み聞かせサークルおおきな木主催)が7月6日、大嶽山交流広場で開かれました。
このイベントは、サークルの結成4周年を記念して開催。夏をテーマにした絵本の展示や、歌や踊りを取り入れた読み聞かせのほか、お祭り気分を味わえる縁日コーナーや、サークルメンバーで絵本作家の千葉良りょう子こさんの著書「ねぇま~ま」を題材にした「絵本ウォーク」などが催され、参加者は思い思いに楽しいひとときを過ごしました。千葉生大(せいた)さん(6)(迫町永田)は「おばけの絵本と金魚すくいが楽しかったです。ずっとここで遊んでいたい」と笑顔で話していました。
■涼誘う花と熱い祭り
・いしこしあじさいまつり
「登米市いしこしあじさいまつり」(同実行委員会主催)が7月5日から13日まで、チャチャワールドいしこしで開かれ、市内外から多くの人が訪れました。
このイベントは昨年17年ぶりに復活。今年は、子どもも大人もさらに楽しめるように、石越中生徒と地元製菓店が共同開発したお菓子の販売や、音楽フェス、移動動物園など、初の試みが盛りだくさんで、連日、各ブースは来場者の笑顔であふれていました。杵渕纏(まとい)さん(7)(迫町駅前)は「シャボン玉パフォーマンスがきれいで楽しかったです。暑かったけど、ミストシャワーが気持ち良かった」と話していました。
■投票所での負担軽減
・高校生がつえ立てを製作
7月20日に執行された第27回参議院議員通常選挙の投票所で、登米総合産業高校の生徒が製作したつえ立てが活用されました。
つえ立ては、「投票するときに、つえが転んで大変」という話を聞いた同校機械科で機械工作部に所属する1年生5人が、登米精巧の協力を受けて、高齢者や足が不自由な人が投票しやすいようになってもらいたいという思いから製作。部員の武山結菜(ゆうな)さんは「使いやすくて、つえが転ばないように工夫して設計しました。溶接は難しかったですが、日頃学んだ知識や技術が社会の役に立ってうれしいです」と笑顔を見せました。
■日本画見てうっとり
・登米懐古館で企画展開催
登米懐古館企画展「ほれぼれ日本画日本画鑑賞のコツ」が、7月5日から9月7日まで、登米懐古館で開催されています。
企画展では、江戸時代から明治時代にかけての絵画作品の数々と共に、日本画の鑑賞方法のコツや、作品の見どころを併せて紹介。観光で訪れた藤井信子(のぶこ)さん(大阪府和泉市)は、「ホームページを見て企画展を知り、来てみました。解説がとても丁寧で、絵に詳しくない私でも分かりやすかったです。時代ごとに展示されている絵画を見て、歴史はつながっているんだと実感しました」と話していました。
■ふるさと結ぶ架け橋
・在京町人会員集う交流会
「登米市在京町人会連絡協議会総会・合同交流会」が7月20日、東京都上野で開催されました。
この会は、市と首都圏の交流促進が目的。市制施行20周年を記念して14年ぶりに開催された合同交流会には130人が参加しました。交流会では、佐沼高出身の直木賞作家・熊谷達也(たつや)さんの記念講演のほか、柳生心眼流兵法「柳心館」の演武、各在京町人会の近況報告などが実施され、参加者は交流を深めながらふるさとに思いをはせました。協議会長の大槻敏明(としあき)さんは「交流会が盛会となり、感無量。次の10年後まで各会の活動が活発に続いてほしい」と話していました。
■水上の風景を味わう
・長沼でカヌー教室を開催
「カヌー教室」(市B and Gスポーツ協会主催)が、7月27日、アイエス総合ボートランド(県長沼ボート場)で開かれ、21人がカヌーに親しみました。
教室は、海洋性スポーツの体験を通して、自然の大切さを学ぶことや、豊かな心を育成することを目的に開催。指導員からパドルの操作方法やカヌーの乗り方、降り方などの説明を聞いた後、穏やかな水面をゆっくり進み、景色を眺めながらカヌーを楽しみました。参加した有働悠史(ゆうし)さん(10)(南方町大袋)は「真っすぐ進むのが難しかったけど、方向転換や後ろに進むのがうまくできて楽しかったです」と話していました。
