くらし 十符人(とふと)

「十符人(とふと)」では、毎月、利府の魅力づくりや魅力発信に貢献している方を取り上げていきます。

■宮城県利府高等学校2年生 フェンシング部
ネクサスフェンシングクラブ所属・サーブル選手
松浦 心美(まつうら ここみ)さん
2008年生まれ利府町在住。利府中学校を経て2023年利府高校に入学。フェンシング部に入部し、同年9月『ネクサスフェンシングクラブ仙台』に入会。2024年宮城県高等学校新人戦フェンシング・女子サーブル優勝。各種国内大会で好成績を収め、ドイツでの国際大会にも出場。2025年1月時点の国内ランキング(女子サーブル・カデU-17)14位。

◇人一倍の練習と努力を重ね、利府町からフェンシングで世界に挑む!
「中学生の時に東京オリンピック、フェンシングの女子サーブル(※1)江村美咲(えむらみさき)選手の試合を見て、カッコいい!私もやってみたい!」と思ったと話す松浦心美(まつうらここみ)さん。中学時代はソフトボール部でしたが、利府高校に入学すると早速フェンシング部へ。同年9月には『ネクサスフェンシングクラブ仙台(※2)』に入会。わずか1年足らずでメキメキと実力を伸ばし、2024年1月の東京都選手権(カデ(※3)サーブル)で全国13位に。国内の様々な大会でも好成績を収め、宮城県高等学校新人戦では見事優勝を果たしています。12月にはドイツで開催されたヨーロッパ・カデ・サーキットに出場し、今年1月のJOC(※4)が後援する大会(※5)でも活躍。「サーブルは攻防のスピードとダイナミックな動きが魅力。技が決まった時の快感は最高です」と心美さん。平日は放課後6時半から2時間以上、土日は朝10時から8時間も練習に励む毎日。「まずはインターハイでの上位入賞が目標。ロス五輪を視野に入れ、大学でもフェンシングを続けたい。ドイツの大会に出場した日本選手団の中で高校からフェンシングを始めたのは私だけ。経験不足や身長のハンデをカバーできるよう人一倍練習を重ね、メンタル強化にも力を入れています」とお話しいただきました。最後には町内の子どもたちに向け、「皆さんも努力することを大切に、気持ちを強く持って頑張ってください」とメッセージをいただきました。

(※1)フェンシングの種目のひとつ。他に「フルーレ」、「エペ」がある。
(※2)国内最大規模の民間フェンシングクラブ。東京のクラブには金メダリスト・見延和靖(みのべかずやす)選手はじめ多数の有名選手が所属。
(※3)フェンシング選手の年齢区分。カデは満13歳以上17歳未満、ジュニアは満17歳以上20歳未満。
(※4)日本オリンピック委員会
(※5)第32回JOCジュニア・オリンピック・カップ・フェンシング大会兼2025年世界ジュニア・カデ・フェンシング選手権大会選考会。(群馬県高崎市)