くらし 安全で安心して暮らせる活力あるまちづくりの実現に向けて 鹿角市議会議長 中山一男

市民の皆さま、明けましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、希望に満ちた爽やかな新春をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。また、平素より鹿角市議会に対しまして、貴重なご意見やご提言を賜り、厚く御礼を申し上げます。
昨年を振り返りますと、甚大な被害をもたらした能登半島地震や、県内でも広範囲で豪雨災害に見舞われるなど、自然災害の脅威を感じる1年でありました。被災された方々に対し、謹んでお見舞い申し上げるとともに、我々市議会としても、市民の皆さまの安全を守るための災害対策に、行政と共により一層力を入れてまいります。
一方、昨年は、鹿角地域の高校三校の統合により、新たに「鹿角高校」が開校したところであります。三校それぞれの特色を受け継ぎながら、「持続可能な地域づくりへ向けて、未来を切り開くたくましい人間の育成」を基本理念に掲げる鹿角高校が、市外からも生徒を呼び込めるような魅力溢れる高校となりますよう、学習環境の充実などさらなる発展を、関係機関と共に後押ししてまいりたいと考えております。
また、本市では9年ぶりの開催となる、第147回秋田県種苗交換会が11月に開催されました。県内外から62万人が来場し、農業のみならず、鹿角地域をPRする大変貴重な機会となったものと考えております。
さて、本市のまちづくりの指針となる第7次鹿角市総合計画は、新年度で前期基本計画の最終年を迎えますが、将来都市像「ふるさとを誇り 未来を拓くまち 鹿角」の実現に向け、市議会としましても、全力で取り組んでまいる所存であります。
そして、市民の皆さまの声を市政に届ける役割を果たすべく、今まで以上に研さんに努め、市民福祉の向上と安全で安心して暮らせる活力あるまちづくりに向けて、議会の使命を全うしてまいります。
結びとなりますが、今年の十二支は「巳」であります。蛇は「復活と再生」を連想させ、大変縁起のよい動物と考えられております。長引く物価高騰など、未だ不安定な経済状況からの復活と再生の年となるよう、心から期待するものであります。
市民の皆さまにおかれましても、今後とも変わらないご指導ご鞭撻(べんたつ)を賜りますよう、お願い申し上げますとともに、皆さまのご多幸と、本市のさらなる発展を祈念し、年頭のご挨拶といたします。