その他 成瀬ダム工事事務所より新年のご挨拶を申し上げます

■新年のご挨拶
成瀬ダム工事事務所長 安部 剛
明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、成瀬ダム建設事業に対しまして、日頃よりご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
成瀬ダムは、平成30年9月に本体工事に着工し、昨年11月20日には主構造であるCSGの打設が完了しました。11月末でダム堤体の総打設量は全体計画の約99%(481万立方メートル)、高さは計画ダム高の約99%(113メートル)まで到達しました。さらにダムを管理するための管理庁舎にも着手し、秋頃の本体完成を目指し工事を進めています。
広報活動では、建設業の働き方改革の関連(土日休工)から、見学企画を見直し、新たに休工時の「なるせダムアドベンチャーバスツアー」を開催しました。超大型重機を間近で見たり触ったり、ダム堤体を直下から見上げてダムの大きさを体感していただきました。また、毎年大人気の「成瀬ダム夜の現場見学会・鑑賞会」を5月と8月の2回開催し、建設中のダム堤体やプラントが夜間照明で幻想的に浮かび上がる夜の工事現場を見学・観賞していただき、大変好評をいただきました。(夜の現場見学会・鑑賞会は、ダムファン有志による日本ダムアワード2024において、昨年一番ダムファンの印象に残ったとして、イベント賞を受賞しました)
あわせて、令和2年10月に開設された「成瀬ダムの工事概要や建設技術などを紹介する施設(KAJIMA DX LABO)」では、10月3日にダム見学に訪れた東成瀬小学校5、6年生が記念すべき1万人突破の来館者となりました。
その他(業界・関係者・学校など)の見学会や視察、イベントなどで、昨年は約4、300人の方に成瀬ダムを訪れていただきました。今年も多くの方に成瀬ダムに来ていただけるように、引き続き広報活動に取り組んで参りますので、村の皆様にも、ぜひ見学頂くと共にご支援をいただけますようお願いいたします。
今年の予定としては、堤体コンクリート打設、取水放流設備、管理設備等の工事継続、さらにダム完成後の地域振興の道しるべとなる「水源地域ビジョン」策定の検討も進めて参ります。また、1月26日(日)東成瀬村地域交流センターゆるるん多目的交流ホールにおいて、シンポジウム「成瀬ダム〝ダム活〞キックオフミーティング」を企画しておりますので、ぜひお越しください。
事務所職員一同、今年も安全かつ円滑に工事が進むように、地域の皆様と一体となって、地域の安全・安心の向上、生活基盤の安定に貢献するべく、1日も早いダムの完成を目指し取り組んで参りますので、引き続きよろしくお願いいたします。
最後になりますが、今年が皆様にとって幸多い年であることを祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

事務所職員一同
今年もよろしくお願いします!