- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県新庄市
- 広報紙名 : 広報しんじょう 令和7年3月号
~新庄開府400年(2025年)に向け、新庄の貴重な文化財(たから)を巡るシリーズ~
第36回 円満寺山門/市指定文化財(建造物)
円満寺は、戸沢氏が角館に居た時代から、領主の祈祷所(きとうじょ)として代々保護されていました。その後、戸沢氏の新庄入部後の1624(寛永元)年、新庄城北東の鬼門にあたる位置に、初代藩主政盛の叔父(墓碑には兄と表記)によって建立されました。
一方、境内にある山門の詳細な建築年代は明らかになっていません。しかし、山門の装飾が、新庄藩主戸沢家墓所の三号棟・四号棟(国指定史跡)および、円満寺境内にある雷神堂(市指定文化財)と非常に似ていることから、同じ年代に建てられたものと推測されます。また、屋根は茅葺(かやぶ)きで、建築当初の姿を残す建物として貴重であることから、令和4年に市指定文化財に指定されました。
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