くらし Topics ひまわり広場(1)

■石子沢川流域水害対策計画が策定
特定都市河川に指定されている石子沢川水系石子沢川等について、浸水被害の対策について協議する「石子沢川流域水害対策協議会」の第3回目の会議が3月26日、中央公民館で行われました。
2回目の会議で水害対策の計画の素案が示され、その後計画に対するパブリックコメントが行われるとともに、住民説明会を開催しました。その結果、河川に対する浚しゅんせつ渫の要望、石子沢川排水機場のポンプについて、住宅地の集団移転の提案などさまざまな意見・要望があり、これらを踏まえた見直し案に委員からの同意を得て、計画が策定されました。
今後は計画の実施に向け、取り組みを推進していく予定です。

■もしもの時の助け合い「災害時における相互応援に関する協定」締結
中山町と山辺町の間で「災害時における相互応援に関する協定」が締結され、3月27日に山辺町役場で締結式が行われました。
この協定は、災害時などで両町が独自の被災者支援や避難所確保などが困難な場合に、お互いに協力して支援物資や安全な避難所などを確保し、両町の被害軽減と住民生活の安定化を図ることを目的としています。具体的には、災害時には食糧や安全な避難所の提供、職員の派遣、平時には物資の備蓄状況などの情報交換が行われます。
協定締結の背景には、県管理河川の洪水浸水想定区域の追加指定や、新たな「土砂災害が発生するおそれのある地域」の公表があります。これらを受け、両町では町民が安全に避難できる避難所の確保について課題を感じ、昨年12月に意見交換を行い、相互協力の必要性を確認していました。
安達山辺町長と佐藤町長は、両町の連携強化と安心・安全な町づくりに向けてともに取り組んでいくことに同意し、協定書を交わしました。

■健康増進に向けた取組みを「健康の保持・増進に関する協定」締結
3月21日、株式会社バイタルネットとの「健康の保持・増進に関する協定」の締結式が行われました。
町では、今年度策定予定の健康なかやま21中山町健康増進計画(第3次)において、健康に関する正しい知識の普及や、ライフステージに合わせた健康意識の醸成などを目指しており、株式会社バイタルネットの提案する健康寿命延伸の取組みが町の進める施策方向性とも合致するものであったことから協定締結となりました。今後は健康講座や町民向けの啓発活動を共同で行うほか、災害時における避難所などへの優先的な物資提供に関して協力します。

■24時間使えるようAEDを移設
心室細動という不整脈が起きた際に、強い電流を一瞬流して心臓にショックを与えることで心臓の状態を正常に戻すことができるAED(自動体外式除細動器)が、なかやま保育園と中央公民館の入口に1台ずつ移設されました。AEDはこれまで施設内に設置していましたが、施設の開館時間でなくても使えるよう屋外に設置したものです。これにより、時間帯にかかわらず使用することができますので、緊急時にご活用いただくことができます。なお、収納庫の扉を開けるとアラームがなります。
また各町内会などでAED設置への補助制度があります。購入費や取付工事費の2分の1、15万円を限度額として補助しますので、設置を検討している町内会の方はぜひご相談ください。

■寄贈ありがとうございます 3Dハザードマップ
3月27日、県立天童高校の生徒たちから、3Dプリンターで作成したハザードマップが町に寄贈されました。これは県内の教育・産業などの関係機関からなるやまがたメイカーズネットワーク(大津清代表)の協力を受け生徒たちが作成したもので、国土地理院のデータを利用し3Dプリンターで出力し、模型に色を施したものです。
3Dハザードマップは1万分の1の縮尺で縦60cm、横55cmのサイズで建造物や川、山などが立体的になっており、また浸水した場合に想定される浸水深が赤色や黄色で着色され、浸水被害や土砂災害の危険性がある箇所が可視化できるようになっています。いただいたマップは、今後防災教育などで活用する予定です。