くらし 菅野大志の「いどばた会議」vol.32(2)

4.来年度の予算規模は2割増の90億円に上ります
令和7年度の一般会計当初予算額は、前年比+20.4%増(15億2,200万円)の大幅増加で町政史上初の90億円です。3年連続で過去最大。
予算額が大幅に増加した一方で、地方債(借金)の発行額を半額以下に抑え、貯金の取崩を大きく増加させずに予算を編成することができました。これを可能にしたのは、国から得られる国庫支出金や特別交付税、外部資金である、ふるさと納税の大幅増によります。
特に、国の新しい地方経済・生活環境創生交付金は、短期間の申請期間でありながら、3年間で総額50億円の事業費(令和7年度分申請は、14億円)を申請できたのは、職員がいつも町民の皆さまと対話し、課題を詳細に把握し、つなぐ課が連携すべき民間企業とマッチングできたことが大きな要因です。さらに、補助金獲得に向けて副町長やかせぐ課、総務課、観光課などで特別にチームを編成するなど、柔軟に対応してくれた職員の不断の努力の賜物です。
主な事業:間沢地区流雪溝整備、海味温泉耐震工事、コーポ睦合外壁工事・内装工事中学校雨漏り改修・空調整備工事、町営住宅新規整備設計、道の駅広場整備、災害対策環境整備事業、川西・大石田広域観光事業

5.最後に
総合政策審議会委員からご評価いただいたように、社会減ゼロを実現した奇跡は、町職員、第三セクター職員も、町民も、西川ファン、連携企業さまのおかげです。悪口を言い合ったり、足を引っ張ったりするのではなく、ともに助け合い、苦しんでいる人、そういう人たちを助け合う、楽しい・寛容な西川町にしたいと思っております。
楽しい・寛容な西川町となれば、令和12年度には自ずと人口の社会増に転じ、やがては生産年齢の人口増、そして人口増に転じるようになるでしょう。
しかしながら、近年、町で誕生する赤ちゃんは、毎年10名前後。人口の社会増となるまでは、人口減少の大きな波が押し寄せています。
私は、この町の船頭として、気候変動、デジタルの進展などの急激な社会の変化の中でも、国の政策の風を読み、前例がないことでも果敢にチャレンジし、チャンスをつかんでいきます。
町は、人口減少の大きな波に対し、100億円以上の予算で迎え撃ち、「この町に住んでよかった」と思われる町を、子どもたちが胸を張って「西川町出身!」と言えるような町を、全身全霊で必ず作ってまいります。ともに頑張りましょう。

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