- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県西川町
- 広報紙名 : NETWORKにしかわ 令和7年3月号
まちづくりに関する活動や近況などを西川町長・菅野大志が綴ります。
■今月の大ニュース!
『3年連続過去最高!当初予算案90億円で人口減少の波を迎え撃ちます!』
■3月3日、令和7年度に向けた施政方針を表明しました。概要はこちら!ぜひご覧下さい。
1.冒頭、除雪に関する皆さまへお礼を申し上げます!
「隠れ積雪日本一」と評されるわが町。大変厳しい自然環境の中でも、私たちが安心して住むことができるのは、建設業者はじめ除雪に関わる全ての皆さま方が、深夜に起床され、不規則な生活を強いられながらも除雪いただいているからです。また森林組合や民間会社、地域の方々には、高齢者宅の除雪を担っていただき、心から敬意を表します。
さらには、町民の皆さま、毎日のような除雪作業お疲れ様でございました。大雪の影響から除雪等でお怪我をされた方、心からお見舞いを申し上げます。
それでは、来年度の施政方針を述べさせていただきます。
2.私の心構え
人口減少が続く中、西川町は、ここ10年が勝負どころです。私は、この町の岐路にあたる重要な時に、町民の皆さまより付託いただきました。
3月3日は国家公務員を辞した日です。3年前の今日は吹雪でした。猛烈な吹雪の中、私は、古澤町議や菅野町議と町の1軒1軒を回ってご挨拶をしていました。特に、古澤町議は、「俺は、この若者にかけているんだ。彼なら大丈夫だ。頼む」と、ご自身の信頼を、地盤・看板・カバンもない私に分けてくれました。この古澤町議のようなお世話になった方々、期待している方々に応えていかなければならない。これが私の原動力の1つです。
もう1つの原動力は、幼い頃に感じた劣等感に対する反発です。私は、小学生のころ、野球のスポ少「西川ライオンズ」に入団していました。人数の多い相手チームは、人数の少ない、わがチームとの対戦を喜びました。中学でも陸上競技のリレー等団体競技で、大きな中学校に勝てず、笑われるような悔しい経験をいたしました。なぜ、生まれた町、入学した学校によって、こんな思いをしなくてはいけないのかと、幼い頃に思いました。西川町出身の方々、同じような経験はなかったでしょうか。私は、今の西川の子どもたちに、このような悔しさを経験させたくありません。そうならいように、私たちは頑張らなくてはいけません。
今申し上げた2点をエネルギーの源泉として、来年度も現場を大事に、職員と一体感をもって、町民の皆さまから信頼をいただけるよう取り組んでまいります。
3.令和7年度における4つの基本方針
わが町の最大の課題は、急激な「人口減少」です。地域では、春にはお祭り、夏には盆踊り、秋には区民の運動会、冬には灯篭づくりなど、四季を通じて恒例行事がありました。私は、人は少なくなっても、笑顔の絶えない町を取り戻したい。
来年度、町政の基本的な考え方は、次の4つであります。
(1)寛容な町をさらに進展させたい
(2)DX活用により効率的な役場をつくり、対話の時間を作りたい
(3)「町の動きが活発だ」と思われるようになりたい
(4)町民の皆さまを巻き込んだ取組への挑戦を継続させたい