くらし まちづくりセンター通信

◆第1回 地域づくりとは
今月から連載する「まちづくりセンター通信」では、町が目指す地域コミュニティの姿や、地区まちづくりセンターの活動を紹介していきます。

町では本年度から、中部・白椿・東部・西部・中津川の5つの地区公民館を地区まちづくりセンターに名称を統一し、住民が主役の地域づくりをさらに推進したいと考えています。
とはいえ「地域づくりと言っても何にどう取り組んだら良いのか分からない」と言われることがあります。地域づくりの第一歩として、地域が自分に関係するものと意識することが重要です。例えば自治会の役員、消防団員、PTA、若妻会、婦人会、公民館の専門部、交通安全協会、防犯協会、高齢者の会…私たちは地域住民であると同時に、地域ではいくつもの顔を有しています。そうしたさまざまな関わりの中で、自分と地域との関係性を意識し、自分なら何ができるかを考えることが重要です。
「今だけ・金だけ・自分だけ」は東京大学大学院の鈴木宣弘教授による、現代社会の風潮への警鐘です。
私たち人間は元来社会的な生き物です。令和4年の豪雨災害や今冬の豪雪の経験を踏まえれば、私たちはコミュニティの中でお互いを尊重し、支え合い、手を取り合って生きていかなければなりません。
地域づくりでは、誰かのために行動できる勇気が求められる一方で、難しいことを歯を食いしばってやり切る事でもありません。町では、地域おこし協力隊や移住者などによる新しい風が吹き始めています。仲間を見つけ、行動できるきっかけとなれるよう、本コーナーでは地域づくりのヒントとなる町や地域の取り組みについて紹介し、地域づくりにおける皆さんの行動の後押しを目指していきます。

問合せ先:役場企画課まちづくり室
【電話】87-0521